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皆さんこんにちは!

アフリカのルワンダで、農村部と都心部の教育格差をDVDを使って是正するために日々走り回っている、ドガです。

前回は、提携先である現地NGO「RIDI」の代表と会い、その場でMOU(契約書)を結んだことについてお話させて頂きました。

今日は、ようやくプロジェクトをルワンダで始めることができ、ここから僕が踏んだステップについて書き綴らせて頂ければと思います。

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さて、どうするか

e-Educationルワンダは、正式にRIDIと提携し、プロジェクトを実際に始めることが可能になりました。

正直なところ、僕はルワンダに来てここに至るまで、「とにかくe-Educationを始動させるための許可を政府から得る」という目標のもと動いていました。

そしていざ、このように急展開でe-Educationを始めることになった訳ですが、肝心な’その先’を僕はこれまであまり考えていませんでした。

やること自体はもちろん分かっていました。

“最高の先生をビデオに撮って、それをDVDにしたコンテンツを農村部の生徒達に届け、彼ら彼女達の試験結果を向上させる”

この目標に向かって進むのに変わりはないのですが、僕は今までと同じということに少し「もったいない」と思っていました。

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予想外の協力的な仲間たち

RIDIの代表のエマニュエルさんは僕にこう言ってくれました

我々も、非常にe-Educationには同じ思いを持っていて、是非うちのメンバーと一緒にプロジェクトを進めていってくれ。

僕が当初ルワンダに来た際、現地パートナーのアレックスしかメンバーはいませんでした。

そのため、実施校も初年度は一校舎のみ、それもアレックスの家に近い場所でやることになっていました。

しかし、僕は感じていました。

「一ヶ月前は考えられなかった“提携”。それに加えて素晴らしい仲間たちがいる。これはひょっとして運命なのではないのだろうか?」

まるで教育の神様が僕に、「お前には今、たくさんの仲間が必要だ」と言ってくれているかのようでした。

そして、“運命を自分で切り開いていくのは人生”と以前にも書いていたことも思い出しました。

同じビジョンのもと集まってくれたRIDIのメンバーを、e-Educationに引き入れることで、プロジェクトに関するフレッシュなアイデアも出てくると考え、僕は決断しました。

「e-Educationルワンダは大きく展開する。新たな仲間と共に!」

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明確な目標を立てる

メンバーが増えるとなれば、話は大きく変わってきます。

ルワンダの高校の卒業試験(大学入試試験)まで既に1ヶ月半を切っていました。

アメリカの成功哲学者ナポレオン・ヒルは、著書の世界的ベストセラー「Think and Grow Rich:頭を使って豊かになれ」で、こんなことを言っています。

意欲的な目標を立てれば、明日は今日よりもはるかに前進する。

目標を立てることは、僕自身に当てはまる言葉でもありましたが、これから行動を共にしていくe-Educationルワンダの新メンバーにも今、とても必要なことだと思いました。

もちろん、’農村部でITを使って都市部と農村部の教育格差を縮める’という同じビジョンは双方とも持っていました。

しかし、新たなメンバーも加わり、ここで自分たちが本当に達成したいと感じる目標を明確化し、そこに意識を集中させることは必要不可欠だと考えました。

とりあえず掲げている目標などではなく、現実的で、より具体的な目標を設定する必要があると思いました。

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「成功哲学の祖」とも言われるナポレオン・ヒル
Photo:thinkandgrowrich

ロケットスタート!

e-Education発祥の地バングラデシュでは、“貧しい農村部の生徒が最高峰のダッカ大学に合格”という強いインパクトを与えることができます。

e-Educationルワンダは、初年度から大きなインパクトを与える必要があると思いました。

これまで、政府との交渉がメインでしたが、今は違います。

「初年度のe-Educationの結果で、ルワンダの潜在ニーズと教育社会に与えるインパクトを、ルワンダ政府の高官の人たちに、最大限に示したい」

こう思いました。

フィリピン・ミンダナオの佐藤建明(サトタテさん)は、行政とコラボしてプロジェクトを進めています。

ルワンダでも、政府は国の大きな基盤となっており、将来的にe-Educationを広げていく上で、行政との連携は何とか実現したいと思いました。

そのため、僕は恵まれた6人の新たなチームメンバーを使って、クレイジーな大きな目標を立てました。

初年度は、5校舎で、500以上の生徒にコンテンツを提供し、教育水準(試験結果)を向上させる!

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数字で具体化する

この目標を聞いて、これまでのe-Educationを熟知しているアレックスは、驚きました。

1校舎ではなく、僕は「5校舎で!」と大きく掲げました。

それも、できればそれぞれルワンダの違う地域で実施することを決めました。

全ては、e-Educationが持つ利点の一つの“拡散性”を最大限に生かし、ルワンダの教育業界に大きなインパクトを残したかったからです。大きなインパクトを残し、多くの支持を得て、もっと沢山の生徒たちにe-Educationを届けたかったのです。

そして、もしこのまま1校舎でアレックスと僕だけでプロジェクトを実施していたら、アレックスは僕にずっと付きっきりになっていたかもしれません。

やはり、プロジェクトの長期モデルも考慮すると、現地人主導で引っ張っていく方が、プロジェクトは持続可能になり、同時に現地の人たちのエンパワーメントにも繋がると思います。

そこで、僕一人と、あとのメンバーを現地の人数名にすることで、個人個人で考え、行動し、決断することにもなると思い、わざと“5校舎で500人”という目標を作りました。

次はどうする・・・

目標が決まり、次は肝心のDVDコンテンツを作る撮影に入ります。

しかし、僕はその前に、メンバー間で話し合い、いくつかの農村部の学校をメンバーと一緒に回ってみることにしました。

本当にここからは、プロジェクトを進めているという実感が湧き、日々が楽しくなってきました。

初めて首都キガリを出て、農村部に行ったことはまた来週お話しします。

ありがとうございました!


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