Meena

世界で注目される日本のアニメ産業。

フィリピンやインドネシアといった東南アジア諸国では、「NARUTO」が若者の間で非常に人気を博していることは知っている方もいるかと思います。

今回は、バングラデシュなどの南アジアにおいて、UNICEFが主導で製作を進めたアニメをご紹介いたします。

男女差別の根強いバングラデシュ

20年ほど昔の南アジアは、女性の地位が非常に低く、バングラデシュもその例外ではありませんでした。地方部の多くの女の子は学校に通うことを許されず、大きくなったらすぐに結婚しなければなりませんでした。

ところが、そんな男女差別の根強い南アジアで、大きな変化が起こったのです。

UNICEFが製作したアニメ「Meena(ミーナ)」

なんとその変化をもたらしたのは、アニメのキャラクターでした。

UNICEFの主導によって製作されたそのアニメのタイトルは「Meena(ミーナ)」。主人公である女の子の名前でもあります。

Meena Communication Initiative(MCI)」と呼ばれるプロジェクトとして製作されたこのアニメは、南アジアにおける女性の保護や支援に対する認識や行動を喚起することを目的に放映されました。

バングラデシュはこのアニメの放送が開始された一番最初の国であり、1993年に国営放送でスタートしました。

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ミーナは、男女平等や教育の機会均等などをうたったメッセージを届け、大人気を博しています。

バングラデシュの「Meena Day」

毎年、バングラデシュの10月24日は、「Meena Day」と呼ばれ、全ての子供たちが学校に行けるよう、そして適切な教育が行われるよう社会への喚起が促されます。

そんなバングラデシュで大きな社会的インパクトをもたらしているミーナは、現在、アラビア語やビルマ語、中国語など30ヵ国語あまりにも翻訳され、様々な国で視聴されています。

以下にあるのは、ミーナの動画はこちらです。ぜひご覧になってみてください。

いかがでしたか?

子供にとっても非常にわかりやすく、そして家族皆で楽しめるアニメ。社会的なメッセージを伝える上で、とても有効なツールの一つになりそうですね。

[URBAN TIMES]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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