Hola!(こんにちは!)e-Educationパラグアイプロジェクト担当の田才諒哉です。日本の反対に位置する国パラグアイにて、南米初のドラゴン桜を咲かせるために活動しています。
前回は、僕が南米パラグアイでプロジェクトを行うことになった経緯、プロジェクトにかける想いについて書かせて頂きました。
今回は、パラグアイ出発までの国内でのことについてお話したいと思います。
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覚悟を決め、ついにスタートラインに立つ!
「やっぱり、パラグアイでプロジェクトをやらせてください!」
代表の開人さんにこう告げた瞬間、体が震えるほどのワクワクを感じました。
自分の本当にやりたいことに挑戦できる。パラグアイ出発までの残された期間、日本でやれるだけのことはすべてやろう!
覚悟を決め、ついにスタートラインに立ったのです。
現実に立ちはだかる壁
覚悟を決め、スタートラインに立ったものの、いざ冷静に考えてみるといくつもの不安要素が出てきました。
「渡航費どうしよう…」
日本のちょうど反対に位置するパラグアイ、時差13時間、もちろんそこに行くまでのお金はとてつもない額です。春休みを返上し、アルバイト、短期バイトなどを積み重ね、なんとか渡航費を集めることができました。
「スペイン語どうしよう…」
次なる壁は言葉の壁です。途上国でプロジェクトを実施するとなれば、その国の言葉が話せなければ話になりません。正直自分はこの時点で挨拶程度のスペイン語しか話せませんでした。覚悟だけではどうにもなりません。
また、1年前のパラグアイでの経験上、パラグアイで英語を話す人はほぼいないということも分かっていました。そのため、僕にとってスペイン語の習得は急務でした。
空いた時間を見つけては参考書をもとに勉強、ボリビア人の友達にお願いをしてマンツーマンレッスン、オンラインのスペイン語会話も利用しました。
新メンバー国内研修!
渡航に向けての準備を進めるとともに、毎週国内研修が行われ、3月の国内研修最終合宿では、恒例のプレゼン大会が行われました。
国内研修が始まったとき、僕の担当国はパラグアイではありませんでした。でも、メンターであった初代マニラプロジェクト担当の秦さんを中心に、e-Educationのメンバー、外部の方々からのご指摘やアドバイスを受け、自分の中で本当にやりたいことに辿り着き、パラグアイでプロジェクトを行うイメージが段々と具体的になっていきました。
国内研修最終合宿のプレゼンを終えて
パラグアイ関係者が大集合!突撃でプレゼンを行う!
4月上旬、パラグアイに縁のある方々が一同に集まるお花見会に参加させて頂きました。
大使館関係者の方、JICA関係者の方、元JOCVの方、日系パラグアイ人の方、南米料理好きの方など、総勢70名ほどの様々なバックグラウンドを持った方々が集いました。
「日本でやれるだけのことはすべてやる!」
ゼロからパラグアイでプロジェクトを立ち上げる僕にとって、こんなに貴重なお話が聞ける機会はありません。当日までにプロジェクトの企画書を100枚用意し、お花見会に参加された方々ひとりひとりに、突撃でプレゼンテーションを行いました。
本当のところ、当日まで「こんな図々しいことをして良いのだろうか…」と思い、お話を聞くくらいにしとこうかと思ったりもしました。
けど、一歩を踏み出したことによって、「パラグアイに住んでる○○さんを紹介してあげるよ!」「現地でNGO活動をしている○○さんと繋いであげるよ!」「パラグアイにも良いスペイン語の語学学校があるから紹介してあげるよ!」と、パラグアイに行く前からたくさんの繋がりを作ることができました。
この出会いが後にプロジェクトに大きく関わってくるとは、この時は思いもしませんでしたが、人との繋がりの大切さは、プロジェクトを行う上で本当に大切なことだと実感しました。
覚悟と不安の狭間で
いよいよパラグアイ出発の時。日本でやれるだけのことはすべてやる!つもりでここまで走ってきましたが、いざ出発となると、もっとできたんじゃないか、本当に自分にできるのだろうかと不安になったりもしました。
「やっぱり、パラグアイでプロジェクトをやらせてください!」
あのとき覚悟は決めたものの、正直不安はいっぱいです。毎日のように、ふとした瞬間に大丈夫だろうか…と思ったりもしました。
大きいスーツケーツにでっかいバックパック、リュックも前にしょい、空港まで向かいます。日本からパラグアイまでは片道約35時間。きっと簡単には帰ってくることはできません。
これからパラグアイに向かうという期待と不安の中、空港に向かうまでの途中の駅で、これまで2年間パラグアイ農村部での学校建設プロジェクトを一緒にやってきた仲間たちが見送りに来てくれました。
「頑張れ!応援してる!」
「パラグアイのために、自分たちが行けない分も任せた!」
これからどんなストーリーが待っているのか分かりません。でも、不安は吹っ飛びました。応援してくれる仲間はこんなにも心強いのかと。
再び強い覚悟を決め、日本の反対、南米パラグアイに旅立ちました!
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