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ピンク、ピンク、ピンク。

見渡す限り桃色に染まった街「ジャイプール」。地名よりも「ピンク・シティ」という二つ名の方が有名になったインドの街には、毎年多くの観光客がやってきます。

世にも珍しい桃色の街をご紹介しましょう。

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ピンク色の街が生まれた理由とは?

インド西部ラジャスターン州の中心都市ジャイプール。300年近く前に作られたこの街は、高さ6m、10kmに渡る城壁に囲まれており、街に入るためには門をくぐらなければなりません。

門の先に待っているのは巨大な道路。幅30mの道路が碁盤状に走っており、日本人であれば京都の町づくりを思い出すでしょう。実際、建物も道沿いに整備されており、計画的に街がつくられたことがよく分かります。

しかし、街の中央にある「ピンク・シティ」は当初計画にはありませんでした。それでは、なぜ街中をピンクに染め上げたのでしょうか?キッカケは1876年まで遡ります。

当時イギリス領であったインド。この時、イギリス王の息子、アルバート王子がジャイプールを訪れることになり、王子を歓迎するために街中をピンクに塗り上げました。

ピンク色にした理由は、アルバート王子の好きな色がピンクだったから、それだけです。非常にシンプルな理由ですが、ジャイプールを訪れた王子一行が大満足したことで、この伝統は後世に受け継がれることになりました。

現在は「ピンク・シティ」と呼ばれるようになり、世界的な観光地となったジャイプール。イギリス王子が感動したという光景、ぜひその目で確かめてみてください。

(photo credit: Himalayan Trails via photopin cc)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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第87問は、こちらの写真。ピンク色の街の次は、青い街です。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!

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