クラウドファンディングというと、日本ではReadyFor?、アメリカではKickstarterやIndiegogoなどが有名です。
夢みたいな奇妙なアイデア、時には願いを、ネット上で集めて実現に移すことができます。オンライン決済が発達する時代ならではのファンディングですね。
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先日、Indiegogoは4000万ドルの出資を受け、世界展開をしていくことが発表されました。まさにこれからのクラウドファンディングのポテンシャルを示しています。
実は、最初に紹介した3つのサイトは、クラウドファンディングの中の一種に過ぎません。この記事では、4種類のクラウドファンディングについて紹介したいと思います。
債権・株式・対価・寄付の4タイプ
広い意味での4種類のクラウドファンディングは以下のような分類になります。
- 債権CF (Lending-based crowd-funding)
- 株式CF (Equity-based crowd-funding)
- 対価CF (Reward-based crowd-funding)
- 寄付CF (Donate-based crowd-funding)
名前通りに、A.債権CFとB.株式CFは、一般の会社の融資手段と似て、「債権と利子の償還」か「一部の所有権の譲渡」が条件になります。
伝統的な投資金融機関(例えば、プライベートエクイティファンド:PE)と違う点は、出資の敷居は遥かに低く、数千万ドルを持たなくても、自分の投資の目利きを試せることです。
最近一般的に認識されたクラウドファウンディングは、C.対価CFに該当するサービスが多いです。例えば、ReadyFor?、KickstarterとIndiegogoは、どちらでも報酬CFであります。
中国では、「点名时间(Demohour)」は最も有名です。とあるプロジェクトを実現させるために、支援者が比較的な少額のお金を出し、プロジェクトの運営者から対価(サービス・製品)をもらうことは特徴です。
D.寄付CFは、もっと単純なモデルで、「お金をあげる」だけです。例えば、人々の旅行の夢を叶える「Trevolta」というサイトがあります。具体的な「モノ」より、目が見えない心への満足感・達成感がお金を上げる理由になることもあるのです。
各種類のクラウドファンディングサイトの境界線は曖昧
もちろん、4種類の間の境界線は曖昧な場合もあります。例えば、C. 対価CFの場合、製品・サービスを商用化を目指すプロジェクトは、一番高額の支援に対する対価には、「創業者とランチする」という内容なんかはよくあります。
つまり、対価CFのプロジェクトにも、「出資」というオプションは存在しているのです。
そして、一番低い金額の支援に対して、たった一枚の絵葉書/写真をリターンするケースも多いです。こんな時に支援者にとって、モノよりは、精神的な価値が大事でしょう。
年10万円の会費でNPOの活動支援する「SVP Tokyo」
ちなみに、私が所属している「Social Venture Partners Tokyo(SVP Tokyo)」は、よくよく考えると、D. 寄付CFの一例に当てはまるかもしれません。
10万円/年の会費は、SVP経由で支援先となるNPO/NGO団体の活動経費となり、リターンは団体の皆さんと一緒に頑張って、団体を良くする楽しい毎日です。
ぜひクラウドファンディングやNPOとの協働に関心ある方は、「SVP Tokyo」のサイトをご覧になってみてください!
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