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このシンプルなデザインの筒。実は、途上国で活躍する浄水器なんです。

みなさんもご存知かもしれませんが、途上国では飲料水を媒体にして多くの方が亡くなっている現状があり、清潔な水を飲めないという深刻な問題の解決が急がれています。

WHO(世界保健機関)によれば、汚れた水を飲んだ影響で、毎年約150万人の子供達が亡くなっているとのこと。

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途上国の水事情を解決する「Tapp」

浄水器という言葉に似合わない、ポータブルな筒型浄水器「Tapp」。持ち運びが容易なため、ハイキングから災害時まで利用できる万能なプロダクトなのです。

開発者のBradley Pierikさんは、大学生のときにエチオピアを訪れ、水を綺麗にすることに興味を持ったことがきっかけで、この浄水器を作りました。

この「Tapp」、途上国の水事情にどのような効果を示しているのでしょうか?

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なんと99%以上の細菌が消滅?

Tappはシンプルで小さいにも関わらず、どんな水でも飲料水に変えることができるので、途上国の飲料水問題を解決するのに一役を担っています。

使い方はシンプルで、チューブを差したり、ビニール容器を差しこんで、フィルターを通すだけ。

これだけで99%のバクテリア、寄生虫、泥を除去し、汚水を安全に飲めるようにできるのが大きなポイントです。浄水器は簡単に洗浄でき、定期的に使っても3年ほど使用でき、非常に長持ちします。

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Tappを1つ購入すると、途上国へもう1つ

Tappには他にも優れた仕組みがあります。なんと1つ購入すると、Tappを開発したTwothirds Water社を通じてTapp1つが途上国に寄付されます。

つまり、私たちがTappを利用することで、途上国の誰かが安全な水を飲むことができるということです。

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Tappのような現地のニーズを把握しながらも、先進国の人々も寄付というかたちで、途上国支援に参加できるプロダクトがますます増えてくることを期待したいです。

[via indiegogo]

[photo credit: World Bank Photo Collection via photopin cc]

[photo credit: The UBYSSEY]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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