「お客さん、良かったら乗ってみませんか?」
京都の街を観光していると、人力車のお兄さんやお姉さんに声をかけられたりしないでしょうか?
実はバングラデシュでも同じように声をかけられるのです。似ているけれど、どこか違う乗り物の話をご紹介します。
観光地でしか乗れない「人力車」
人力車は、もともと明治から昭和にかけて普及していた市民の乗り物。しかし、自動車の普及によって、1920年頃からドンドン減少してき、一部の街でしか乗れなくなりました。
現在は、京都や奈良といった観光地でしか見かけることはなく、値段は30分走って数千円となかなかのお値段。カップルや家族で乗る人が多いとのことです。
どんな人でも気軽に乗る「リキシャ」
バングラデシュで最も一般的な移動手段は「リキシャ」という三輪自転車。お気づきの通り、語源は日本の「人力車」です。
運転手が自転車のペダルをこいで、1~4人の人を乗せて自動車と同じ道路を走るリキシャ。ぶつからないよう常にベルを鳴らしており、街中どこにいてものベルの音が聞こえてきます。
リキシャはちょっとした移動にとても便利であり、若者のお年寄りも気軽に利用しています。値段は30分走って50~100円程度。どこの村にもある、庶民的な乗り物なのです。
似ているけど、違う仕事。このように比較することで、違う国の文化や生活の違いが少し分かりますね。
(Photo: Jun NAKAGAWA)
[via Banglab]
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