繁栄の後に待っているものは、衰退です。
インドの中部にあるハンピは、14世紀に王都として栄えた都市ですが、王国の崩壊とともに衰退の歴史を歩みました。
徐々に人々が離れていき、最後に残ったのは遺跡の群。自然と調和し、現在も美しさを誇るインドの絶景をご紹介しましょう。
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岩から作りあげた寺院。自然と調和した古代遺跡都市
ハンピは、かつて50万人以上の人々が暮らす国の中心都市でした。叡智と技術を結集して作り上げた街に惹かれ、他の国々から多くの商人たちが訪れました。
それから約700年。現在は自然があふれる静かな農村へと変化しました。村の人たちは農業と酪農をしながら生活を送っています。人々の暮らしだけ見ると、その場所が国の中心だと信じる人は数少ないでしょう。
しかし、そんな農村の中に確かに残る歴史があります。それがハンピの建造物群です。
ハンピの建造物の特徴は2つの顔があること。非常に繊細な彫刻によって作られた寺院と、岩を組み合わせて作った寺院の2つが存在します。
今回紹介した写真はへーマクータの丘という大きな岩。人為的に集められた岩が、自然と彫刻の世界を一つにします。
繊細な彫刻と豊かな自然を繋ぐインドの絶景。調和という言葉がぴったりなインドらしい絶景スポットです。
(photo credit: thaths via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第27問は、こちらの写真。街の真ん中にある、丘の上の城。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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