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皆さんこんにちは!
前回の記事では、なかなか進まないプロジェクトに悩んでいた時、仲間の頑張りに励まされたことと、初心に立ち返ってプロジェクトの立て直しを決意したことについて書かせて頂きました。

今回は、現地パートナーのアレックスと再度試行錯誤して至ったルワンダe-Educationの方針についてお話させて下さい。

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政府との交渉を諦め、別のアプローチをとる!

ルワンダ政府の方々と交渉し、プロジェクトの実施許可をもらうのには、思っていた以上に時間がかかることが判明し、11月中旬のNational Exam(大学入試試験)のことを考えると、この方法は諦めざるを得ませんでした。

この結論に至るに当たって、ルワンダ政府の皆さんから様々なアドバイスを頂きました。特に教育省の長官や補佐の方々には厳しくも温かいアドバイスをもらい、今でも本当に感謝しております。

度重なる交渉の答えが出て、心機一転した僕は現地パートナーのアレックスに「政府との交渉を諦めよう」と相談しました。

すると、ルワンダ政府の許可をもらうことの重要さを身にしみて分かっているアレックスは、一瞬動揺しましたが、半年近くほぼ何の進展も無かったプロジェクトのことを振り返り、別のアプローチをとることを了承してくれました。

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意見の食い違いで既に何回か喧嘩しましたが、“ルワンダの子供達全員に学ぶ機会を与える!”という同じゴールのもと、再出発の時にはお互いの立場を理解し合えていたと思います。

とにかく“人”と話す

「よし、別の方法で、何が何でも早急にプロジェクトを始めよう!」

と、二人で決断したのは良いものの、実際のところ何からどう始めたら良いのか、僕たちは全くと言っていいほど分かりませんでした。

その時、思い出したのは以前ご紹介した“ルワンダの宮崎駿”ことクリスさんからのアドバイスでした。

ドガ、誰かに見せるためのビデオ撮影をする時に一番大切なのは、まず視聴者の目線にたって、視聴者がどうやったら退屈しないで見て勉強できるかだ。これを考えた後に、どの会社を使うかどうかを決めるべきだ。

「まずは、視聴者の目線に立たなければ!」

そう思い立った僕は、まずはルワンダの教育のことを知っている人たちからとにかく話を聞き、アドバイスをもらうことにしました。

そしてルワンダでe-Educationを始めた当初からプロジェクトに賛同して下さっていた、JICAルワンダ(国際協力機構)の教育専門家の方にお話をお伺いしました。

目に見えない失敗とアレックスへの感謝

話を伺うと、プロジェクトを前へ前へ進める時、目に見えない所で迷惑をかけていることがよくあると教えて頂きました。

今回の場合、自分の一番重要な現地パートナー、アレックスに実は大きな迷惑がかかっていました。

彼は、現在ルワンダ国立大学(NUR)に国の奨学金で通っています。しかし、過去に本プロジェクトを政府の許可が降りる前に開始し、教育省からお叱りを受けた経緯から、アレックス本人にも大学側から直接問い合わせがあったそうです。

もしかしたらアレックスの人生を崩壊させかねない大きな失敗でした。

これには正直驚き、アレックスには申し訳ない思いをさせてしまったな、と思っています。ルワンダに赴任した9月の時点では、上記のことについて僕は全く知らず、改めてこのプロジェクトは様々な人に支えられて動いている、ということに気付かされました。

そして何より、そんな困難があったことに対して僕に一切文句を言わなかったアレックスの“強さ”には感激しました。

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普段の笑顔からは到底想像もできなかった事実

運命を変えた最高のアドバイス

ルワンダでプロジェクトを進めるには、国や地方政府が定めたルールをしっかり守る必要があることを学んだ後、JICAの専門家の方から更に重要なアドバイスを頂きました。

それは、政府と直接連携できなくても、現地で既に活動をしているNPOと一緒に事業を進めることならできるというアドバイスでした。NPOは団体登録している時点で政府から活動許可をもらっているため、ルール上問題無かったのです。

「ありがとうございます!何とか次のステップが踏めそうです!」

ようやくトンネルの出口が見えた気がしました。

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やっと見えてきたネクストステップ!

「e-Educationとターゲットが似ている現地NPOを探そう!」

2週間前、ルワンダに降り立った時は考えもしなかった「現地NPOとの連携」プランが動き出しました。次にしなければいけないことが明確になったことで、自信を取り戻すこともできました。

「よし、やっと見えてきた!これからだ!!」

失敗の先に見えてきた新しい道を信じて、またルワンダを走り回っていくのでした。

次回は、ここから僕がどのように動いてNPOとの恊働に結びつけていったのかについてお伝えできればと思います。

お楽しみに!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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