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皆さんこんにちは。ルワンダの教育格差を映像授業で是正しようとしているドガです。

前回の記事では、国際コンペ・DELLソーシャルイノベーションチャレンジ二次審査突破のための2つのタスクについて、書かせて頂きました。

今回は、一番時間を要し、頭を使った最終課題「ロードマップ作成」についてご紹介させて下さい。

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二次審査の課題申請締め切りまで残り6日。他二つの課題(ビデオ作成&6つの質問返答)に時間を割いていたため、一番時間のかかるロードマップ作成を後回しにしていました。

ロードマップは、自由に数枚(6~8枚)でプロジェクトの説明をする、ということ以外基本的には自由に作ることができます。しかし、これが意外と難しく、どうすれば審査員に響くのか、分かりやすく且つプロジェクトの可能性を表現できるのか、頭を悩ませました。

そこで訪れたのがルワンダのIT起業家が集まる「kLab」。自分はここまでの経験から、プロジェクトの趣旨、そしてロードマップの全体像は頭の中で出来ていました。そこで必要になってきたのは、自分のイメージを実際にパソコンに落とし、かっこ良く仕上げてくれるデザイナーです。

幸運にも、ルワンダの企業向けにポスターを作成していたルイス。これが国際コンペだということで、「Ok!」と二つ返事に答えてくれました。

1枚目:インパクト

e-Educationは、以前本大会に出場しています。結果は4位だったものの、e-Educationについてよく知っている審査員も今回はいるとの情報を既に得ていました。”バングラデシュでのプロジェクト”という印象が強かったと思った僕は、一番最初のページを少しひねりました。

共同代表税所(アツさん)が線路でなぜかクラウチングスタートしている写真があったので、「これは使える!」と思い、バングラデシュ、ルワンダ、ヨルダン、そして次の停車駅はガザ、と表記。僕が大体のアイデアをペンで描き、ルイスがそれをパソコンできれいにデザインしてくれました。

2枚目:3つの問題

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こちらもシンプルに分かりやすく。ガザプロジェクトに取り組む3つの理由を写真と一緒に載せてみました。

  1. “陸の孤島”ガザでは、約9万人の子供達が学習障害(LD)を持っている。
  2. “紛争地区”ガザの不安定な情勢。
  3. ガザの先生不足。

そしてその答えこそe-Educationプロジェクト!ポスター的スライド=ロードマップ。ロードマップはその名の通り、プロジェクトのこれまでの軌跡とその後をうまく示す必要があるため、そもそもe-Educationがガザで活動している理由を明確化させました。

3枚目:支えられているプロジェクト

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さらに重要なのは、中東・ガザでやっているプロジェクトでも、日本含め多くのサポーターに支えられている、ということを強調したかったことです。

サポーターは、主に現地の国連(UNRWA)で勤務しながら安全面、ガザとヨルダンの交渉などを折り合って頂いた皆さん。さらには欠かせないヨルダン側のLDの専門家も含ませて頂きました。

また、アドバイザーには、e-Educationが誇る日本を代表する方々を紹介することで、日本での基盤の強さを強調。

そして、メンバーの翻訳や実際のオペレーションを担当してくれた大学生たちです。このページはただ単にリスト化するのではなく、階段のようなデザインにして、全体像をカラフルにしました。

深まるプロジェクト概要・・・

ここまではあくまで序章です。

審査員に「このロードマップ面白い!」と思ってもらい、プロジェクトを知ってもらうための“フック”と言えるでしょう。

残り4枚は、e-Educationガザのこれまでの道のり、それから今後進むべき道をユーモア溢れるデザインで描きました。詳細は次の記事でご紹介します。

また来週もよろしくお願いします!

ありがとうございました。


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