トジョウエンジンでは、インターネットが全世界、途上国に及ぼす影響について以前から注目しています。
この記事では、ITU(国際電気通信連合)が先日公開した最新のICT(情報通信技術)レポートをご紹介します。
SPONSERD LINK
急増中のネットとモバイルユーザー
やはり、一番注目すべきポイントは、今年度末までに世界のインターネットユーザーが30億人を超え、その3分の2は途上国から来る、というところでしょう。さらに携帯電話契約数は23億を超え、その内の55%は途上国での契約になるそうです。
過去5年間、固定電話の数は減少傾向にあり、2014年末までには2009年より1億個少ない契約数になるとのこと。
その一方で、携帯電話の契約数は世界人口の32%(先進国:84%、途上国:21%)になるとされています。
地域別で見ると、ヨーロッパ(64%)、アメリカ大陸(59%)、コモンウェルス(49%)、アラブ諸国(25%)、アジア(23%)、アフリカ(19%)となっています。
グーグル、フェイスブック、国際機関、団体の多くがインターネットアクセス拡大に向けて動いています。今後も上記の数字が上がり続ける事に期待したいです。
- 気球を飛ばして新興国でもネット接続を! Googleの夢のような新プロジェクト「Loon」が世界を変える
- 全世界にネット普及を! 米フェイスブック、世界大手IT企業6社と協力したグローバル共同体「Internet.org」を公開
- インターネットの創設者ティム・バーナーズが起こす途上国のネット革命! 世界中の大企業・団体と同盟を組み、利用料低下の実現へ
- アフリカはモバイルの時代へ! 携帯電話マーケットが分かるインフォグラフィックを紹介 [途上国とデータ]
- 「アフリカで使えれば、世界中で使える」ーー夢のようなインターネットルーター「BRCK」が登場
- グーグルが途上国に高速インターネットを届ける「Project Link」を発表ーーウガンダで光ファイバー網を構築
- 途上国でいま一番必要なテクノロジー! 世界のブロードバンド契約数・値段を表したマップ
[ITU]
SPONSERD LINK