世界中の子どもたちを一本の糸でつなぎたい。
そんな想いを胸に活動する団体があります。
今回は、e-Education Projectパラグアイ代表の僕と、大学の同期で同じ国際協力ゼミに所属する、NPO法人 Connection of the Children理事の堀口雄貴さんにインタビューを行いました!
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世界中の子どもたちをつなぐ「糸つなぎ」
ーーまずは、Connection of the Children(通称、CoC:ココ)がおこなっている活動の概要について教えてください。
私たちは、「世界を1つの大きな家族にーMake the world one big familyー」をミッションに、世界中の子どもたちを一本の糸でつなぐ活動をおこなっています。
旅先などで出会った子どもに、1人20cmほどの糸を渡し、それをこれまでつないできた糸の束に結びつけてもらっています。
これまでに、カンボジア、ベトナム、タイ、インド、バングラデシュ、カザフスタン、キューバなど、40カ国7700人の子どもたちによって糸をつないできました。
ーーなぜこのような活動をおこなおうと思ったのですか?
つながりの大切さ、素晴らしさを世界中の人たちに伝えたいと思ったことがキッカケでした。しかし、「つながり」というものは、抽象的で分かりにくい。だからそのつながりを可視化して、そこに確かに繋がりがあるということが分かるようにしたかったんです。
この糸はカンボジアの子どもがつないだんだよ。
この糸はキューバの子どもがつないだんだよ。
そう示すことによって、確かにそこに「つながり」があることが確認でき、自分たちの知らない世界を認識するキッカケになると思うのです。
現在は、私たちの団体のメンバーだけでなく、活動に共感してくださった旅人やヒッチハイクで世界を周っている方々にも糸つなぎを行ってもらっています。
一番右・堀口さんがカンボジアで糸つなぎを行った時の様子
多国籍多世代を繋ぐ交流の場「カサコ」
ーー糸つなぎ以外にも何かおこなっている活動はありますか?
「カサコ」という多国籍多世代の交流の場を横浜に作りました。カサコという名前の由来は、「Casa de CoC(ココの家)」というスペイン語からきています。
もともと、団体の事務所を作るために2階建ての家を借りて、メンバーもそこにシェアハウスのようにして住んでいました。
そのときに、空いている部屋を日本に訪れた外国人に貸したら面白いのではないかと思い、1階を外国人に貸し出しました。東南アジアやアフリカ、ヨーロッパなど、17カ国60人の人たちがこれまでにカサコを利用しています。
同時に、カサコに泊まりに来た外国人と、地域の大人や子どもの交流の場も定期的に設けています。子どもたちなんかは言葉がまったく通じないんですけど、それでも楽しそうに交流しているんですよね。
こうして糸つなぎだけでなく、多国籍多世代を繋ぐ取り組みも行っています。
「糸つなぎ」は南米・アフリカにも展開!
ーーこれからの活動について教えてください。
Plavelcation(プラベルケーション)という、CoC(ココ)が提案する教育プログラムの作成をおこなっていきます。
遊び(play)・旅(travel)・学び(education)の3つの要素を軸に、子どもたちが世界を身近に感じ、他者理解を深めることができる教育を届けたいと考えています。グローバル化が進み、異文化に触れる機会が増えた今、国境を越え、互いに助け合える社会の一助となることを目指したいです。
また、個人的にも、2015年から南米、アフリカを周って糸つなぎの旅に出ようと思っており、現在準備中です。南米やアフリカではまだあまり糸つなぎがおこなわれていないので、もっとたくさんの国の子どもたちをつなげたらと思っています。
ーー南米にアフリカに、民族も文化も宗教も違っても、糸を通してすべての子どもたちが「平等」につながることができる。今後がとても楽しみです。旅のスタートは南米パラグアイからで、ぜひお願い致します(笑)
はい、分かりました(笑)パラグアイで会えるのを楽しみにしています!
【インタビュー終わり】
Connection of the Childrenの活動をもっと知りたいという方は、ぜひホームページなどもご覧になってみてください!
- NPO法人 Connection of the Children ホームページ
- NPO法人 Connection of the Children Facebookページ
https://www.facebook.com/coccoccoc
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