「きっと隕石が衝突したんだろう」
おそらく誰でもそう思うでしょう。アフリカ北西部にあるモーリタニアには、クレーターという言葉がピッタリの超巨大な円形状の穴が広がっています。
直径はなんと50km。地球の神秘ともいえる穴の秘密に迫りましょう!
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ミステリーサークルを越えた「サハラの目」
「リシャット構造」
これが絶景についた名前です。場所の名前ではないのはその大きさゆえ。直径50kmに渡って渦を巻くその地形は「構造」と呼ぶしかなかったのでしょう。
このリシャット構造が発見されたときは、隕石の衝突によるものだと思われてきました。しかし、調査をすると直系の割には深さが足りないことや隕石特有の鉱物がないことから、現在クレーター理論は否定されています。
では、どうやってこの絶景は生まれたのでしょう?
現在もっとも有力なのは、長年による風化や浸食によって作られたという理論。渦を巻くような計上をしているのは、独特の地殻変動(隆起運動)が起こったからだと言われています。
しかし、一見すると「目」にも見える不思議な地形です。宇宙人が作ったミステリーサークルだと言っても信じる人は多いでしょう。
サハラ砂漠には、宇宙の謎にも負けない地球の神秘が広がっているのです。
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第54問は、こちらの写真。暗闇の中で真っ赤に燃える大地。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
▼「絶景Q」を最初から楽しみたい方はこちらから!
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