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みなさん、こんにちは。e-Education Projectミャンマー担当の小沼武彦です。

前回の記事は、学びと刺激を求めて訪ねたインドネシアプロジェクトの視察について綴らさせていただきました。

今週の記事では、インドネシアで学んだことを応用し、提携校の先生たちと信頼構築しつつ、プロジェクトを前に進めたことを紹介させていただきます。


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DVD授業を行っていないときは…

インドネシアで、相手を信頼しながら尊敬しあうことを学んだ僕は、まず先生たちと過ごす時間を意図的に増やしました。

例えば農村部のカンピューでは、コーヒーショップに先生を誘い、多くの時間を過ごすことにしました。これは、完璧にコミュニケーションが取れない時があるので、擦り合わせの時間をお茶を飲みながら増やすという目的もあります。

こうしたことが功を奏したのか、現在、実施校では先生たちが自ら問題を作成、また回答用のノートを準備しています。 自主性が芽生え、実際に行動している時を見たときは、本当に嬉しかったです。

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右側の女性が先生です

先生も一緒に授業を受ける

ラサール高校があるメイミョーでは、先生が生徒たちと一緒に授業を受け、先生が一つひとつ生徒の質問に丁寧に答えるようになりました。これもインドネシアで学んだ“信頼”を心がけ、生徒への指導を先生に託したことがキッカケです。

映像授業のマネジメントを先生にすべてを任せたみたところ、プロジェクターでの映像提供を止めることになりました。メイミョーでは、生徒間で集中力の差があり、DVDプレイヤーを使用した方が、生徒のやる気、集中力に合わせて効率的に映像提供ができると判断したそうです。

直接見てみると、この判断は非常に的を得ていました。生徒は、わからないところがあったら映像を止めるようになり、先生に質問をするようにもなりました。

信頼=プロジェクトを進めるカギ

今回、相手を心から信頼することによって、信頼=プロジェクトを進めるカギであることに気がつきました。

文化の違う国で、異国の人を信頼することは中々難しいことですが、信頼をすることがプロジェクトを進める上で最も大切なことだったのです。ミャンマーに来た当初は全くできませんでしたが、徐々にパートナーたちを信頼できるようになり、現地の自主性がどんどん強くなっています。

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試験まで残り一ヶ月…

先日、高校卒業試験兼大学入試でもあるセーダン試験の日程が発表され、今年は3月12日から19日までの一週間になりました。生徒たちは、自分たちが住んでいる地域にある試験会場に足を運び試験を受けます。

現在プロジェクトを実施している学校では、毎日復習を行いながら試験に備えてます。最近の実力模試の結果だけを見ると、生徒たちは合格ラインギリギリのところにいますが、残り一ヶ月で最後の追い込みをしています。

僕も彼らの背中を押せるように頑張りますので、試験までの残り一ヶ月応援よろしくお願いします!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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