“貧困は確実に0に近づいている”
世界銀行が、それをクリアに表したインフォグラフィックを公開しました。
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貧困への挑戦
世界で、貧困ライン(一日1.25ドル以下で生活する人々)に属する人々の数は1990年の36%から、2010年には18%にまで減少。特に東アジアでは、51%から11%へと激減。その一方で、サブサハラアフリカは、57%から48%の減少と、減少率は他の地域と比べて小さいことが見てとれます。
世界の貧困層の3分の2は5ヶ国:インド・中国・ナイジェリア・バングラデシュ・コンゴ共和国に住んでいます。小さなアフリカの国々では、貧困率が他より圧倒的に高く、コンゴ人口の88%、リベリアの84%、ブルンジの81%が貧困層に属しているということも衝撃的です。
このままのペースでいくと、2020年には世界の貧困層の割合は9%、2030年には3%になると言われています。
繁栄共有の社会
「繁栄共有」とは、世界の貧困層40%(ボトム)の所得向上を目指すことです。
現在、1%の富裕層が世界の富の50%を独占。最富裕層85人の資産総額が、世界人口の半分(約36億人)の総資産額に匹敵するとまで言われています。
このために、平等な雇用創出、社会保障制度(セーフティネット)、持続的開発、などが挙げられます。
貧困ライン(一日1.25ドル以下で生活する人口)に住む人々の数を0にすることは可能でしょう。しかし、それは表向きだけの”数字”にすぎず、実際の国づくりを進めていくために、紛争を減らし、多方面セクターの協力を得、ディスカッションしていくことは今後さらに重視されてくることでしょう。
“世界の貧困”の間違った固定概念を壊す! ゲイツ財団の年次レターの中身を全てご紹介
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