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こんにちは!

e-Education Projectは現在、インドネシアの子どもたちの貧しい高校生たちに「最高の授業」を届けるため、クラウドファンディングサービス「moonshot(ムーンショット)」に挑戦しています。

今回はみなさんにより深く知っていただくため、今年3月までインドネシアでプロジェクトを進めてきた尾崎綜志にインタビューをおこないました!

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新しい環境に飛び込みたかった!

ーーなぜe-Education Projectに参画しようと思ったのですか?

理由は2つあります。

1つは教育機会を与えることで未来を切り開く応援をするというミッションに共感したから、そしてもう1つは、社会人になる前になにかしら社会に働きかけ、プラスの影響を与えたいと考えていたからです。

私にとって、大学で体育会という環境に飛び込むことは非常に大きな転機でした。大学の部活という「ガチ」な環境で精一杯取り組んだ経験は自分に大きな自信をつけましたし、新たな環境に飛び込む事で自分の人生観が変わる事を、身をもって体験しました。

一方で大学生活が部活のみで良かったのかという不安もありました。就活をする中で部活という組織の中でしか活動していなかった自分に疑問を感じ始め、また就職に対し主体的になりきれない自分がとても不安でした。社会人になる前に外の世界を見たい、社会にプラスの影響を与えたい、そんな時に出会ったのがe-Educationでした。

主に大学進学へのサポートを通じて教育格差を壊し、若者が新たな可能性を切り開く支援をするというミッションは、自分にとってとても共感できるものでしたし、自分が精一杯取り組めると考えたため、迷わず応募しました。

大学最後の大勝負をしたかったのです。

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才能のあふれた学校、マスター

ーーマスターとはどんなところですか?

マスターはインドネシア大学の近くに位置している学校です。マスターの先生は皆ボランティアで、学費は無料です。しかし教育の質は決して高くはなく、先生は来たり来なかったり、また先生が教えたいところを教えるためしっかりとしたカリキュラムが組まれていない、といった問題点があります。

マスターには、家庭の事情で自ら働いて生活費を稼ぐ必要があり普通の学校に行く事が出来ない生徒が通っています。家族と一緒に暮らしている生徒もいますが、家族と離れてマスターで暮らす、いわゆるストリートチルドレンの生徒もいます。

マスターには色々な才能を持った生徒が所属しています。勉強が得意な子もいれば、映像編集が得意な子、絵が得意な子、音楽演奏が得意な子、また手先が器用でアクセサリーなどを作れる子など様々な生徒がいます。

ーー本当に彼らはインドネシア大学に受かると思いますか?

正直に言うとわかりません。しかし受かる可能性は大いにあると考えています。

具体的な話をすると、目指しているテストの難易度は決して高くはなく、基礎をしっかり習得する事が出来れば対応できる内容になっています。そのため、理論を網羅的に学べる教材と、練習量の確保が特に重要になってきます。教材については十分なものを用意できたと自負しているので、スケジュールを維持しながら学習を進め、同時に練習量を確保できれば受かる可能性は十分あると考えています。

またインドネシア大学に行きたいという彼らの想いは本物ですし、授業に対して真摯に取り組んでいます。受かる可能性がある以上、そして受かることで彼らが人生を良い方向に大きく変えていける可能性が高い以上、プロジェクトを続ける価値があると考えています。

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夢を持った子どもたち。そんな彼らをサポートしたい

ーーマスターの生徒たちとふれあって何を感じましたか?

マスターはいわゆる恵まれない子供が通う学校です。「恵まれない子はみんな良い子だというイメージは、国際協力で陥りがちな幻想だ」という話を聞いた事もあり、最初は警戒しつつ接していました。

しかし、実際に接してすぐにわかったのは、彼らが日本の子供と変わらない、無邪気で明るい素直な子供たちであるということです。彼らは突然現れた僕らのことを快く受け入れてくれました。自分たちの境遇も理解しており、それを受け入れた上で前向きに明るく暮らしていました。

特に印象深かったのは、彼らが自分たちの可能性を信じているということです。志望大学のアンケートをとったところ、ほとんどの生徒が最高学府・インドネシア大学に行きたいと回答しました。

夢を聞いても、政治家になりたい、フランスで働きたい、アーティストになりたい、など様々ですが皆大きな志を持っていました。それぞれ大きな夢を持っていることを知ったとき、心から彼らのサポートをしたいと思いました。

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ーープロジェクトにかける思いを聞かせてください。

私たちにはプロジェクトを一緒に動かしているインドネシア大学生の仲間がおり、彼らは決して裕福な出自ではありません。働きながら学校に通っていた仲間もいますし、勉強より労働だという概念が染み付いた地方から、史上初めてインドネシア大学に合格した仲間もいます。

彼らは今、本当にハツラツと活動しています。「デザイナー兼起業家になりたい」「外交官になりたい」、「地元を観光地にして人を呼びたい」、それぞれの夢に向かって日々成長しています。

あるパートナーは、「勉強をして自分の人生を変えたかったんだ。そしてインドネシア大学に入って人生は変わった。これからももっと勉強して自分の夢を叶えるんだ」と話してくれました。そう言い切れる原動力の一つに「インドネシア大学に通っているのだから夢を実現できるはずだ」という自信があることは確かです。

彼らを見ていると、難関大学へ行くことがもたらす可能性は日本以上に大きなものであると感じます。さらに大学での出会いがそれぞれの夢をより具体的にしていったり、また違うものに変化させていったりすることでしょう。

マスターには夢を持つ多くの才能豊かな子供たちが通っています。ただ、現状彼らは十分な教育を受けられているとは言えません。しかし彼らがしっかりとした教育を受け、それによって人生を大きく変えられる可能性があるのであれば、その支援をしたいと純粋に思います。

そして、マスターだけでなく、インドネシア全土に拡げられるこのプロジェクトが持つインパクトはとても大きいものだと考えています。インドネシアの教育格差を埋める事は決して不可能なことではないと確信しています。

現在の課題は?

撮影や映像編集にかかるお金です。

撮影や編集に用いる機材の費用や先生に支払う授業料は最低限でまかなえてはいます。しかし膨大な時間がかかる編集作業はインドネシア大学の生徒に頼んでいますが、その費用はまだほとんど払えていません。

また、今後プロジェクトの実施校や実施教科を増やす中でかかる費用は増えることが容易に想像でき、現状の予算状況では賄いきれない状況です。皆様のご支援がインドネシアの子どもたちの明日に繋がります。どうぞご協力程、よろしくお願いします!

(インタビューおわり)

インドネシアプロジェクトを応援する方法

私たちは今クラウドファンディングサービス「moonshot」を通じて、課題である資金集めをしております。

インドネシアの貧しい子どもたちに希望の授業を届けるためのプロジェクト。良かったらぜひご協力よろしくお願いします!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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