How to deal with dengue

海外を旅行する時に、気をつけなければならないデング熱。

最近、日本でも感染が広まっているというニュースを耳にしますが、その対処法を知らない人が多いのではないでしょうか?

今回は、デング熱にやってはいけない治療法についてご紹介します。

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デング熱とは?

デング熱は、デングウイルスに感染した蚊に刺されることによって伝搬する感染症です。

特徴は蚊に刺されてから発症するまでにタイムラグがあること。感染してから3〜7日後に突然発熱し、頭痛や腹痛など風邪に近い症状になります。

しかし、ここで注意をしなければなりません。というのも、風邪薬はデング熱の治療には使ってはいけない薬なのです。

デング熱の誤った対処法

インターネットで検索すれば同じような情報は沢山出てくると思いますが、インド日本国大使館医務官の方からのアドバイスが分かりやすかったので、以下引用し、該当部分をハイライトします。

デング熱に罹患したのか、単なる風邪や頭痛なのか判らない場合の服薬に際し、解熱や頭痛に対してはアセトアミノフェン(一般名、日本ではコカールという名前で売られています。インドではパラセタモールが有名です。)がデング熱には安全です。一方、安易に風邪薬(PLなど)や鎮痛解熱剤(バファリンやロキソニンなど)を服用するのは避けて下さい。これらの薬は血小板の働きを抑える方向に働きますので血小板が減少するデング熱に使用すると大変危険です。例えば鼻水、咳、のどの痛みなど呼吸器の症状を伴わない発熱の場合にPLを使わないで下さい。
また発熱のある頭痛に鎮痛剤を使わないで下さい。どうしても自己判断で服用する場合は上記鎮痛剤をお勧めします。

また、インド日本国大使館からのお知らせでも、その危険性が指摘されています。血小板数が一定より下回ると、血小板輸血が必要となる場合があり、命に関わる問題に発展するのです。

日本では滅多に聞かない病気なので、風邪と思って薬を服用する人もいるかもしれませんが、この時期(蚊の多い夏)に突然高熱が出た場合には病院に行ってしっかり診察してもらいましょう。

[インド日本国大使館からのお知らせ, 双日ツーリスト]
[photo credit: aussiegall via photopin cc]


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