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みなさん、こんにちは。e-Educationミャンマー担当の小沼武彦です。前回の記事では、年始に行われたミャンマーフィールドワークプログラムの1日目〜2日目まで紹介致しました。

今回の記事では、特定非営利法人ジャパンハートの職員が活躍するワッチェ慈善病院を訪れた3日目から最終日まで振り返りたいと思います。

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3日目

1月4日。3日目を迎えるこの日は、マンダレーの1番大きな僧院を訪れることから始まりました。Phaung Daw Ooと呼ばれる僧院で、学生数は7,000人を超える学校です。

ビルマ人の学生、少数民族の学生、障害を負った学生、孤児まで多くの人が通っています。6,000人ほどの学生は、通学し、約1,000人の僧、尼、地方出身の学生は、僧院に住み込みながら勉学を励んでいるのです。

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学生が住んでいる寮。袈裟が干されています。

学校に訪れると、副校長先生が私たちを迎えてくれ、簡単な学校の説明をしてくださいました。

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図書室での一コマ

また英語が話せる学生も参加してくれ、参加者の皆様と交流しました。

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ゲストの米倉先生と現地学生

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参加者と現地学生

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現地リーダージョンと現地の学生

その後は、学校を見学。少数民族の学生が、地元のダンスを踊っていたりする様子を見たり、敷地内にある民族鞄を作る工房や学校の椅子や机を作る簡易工場を訪れたりしたのです。

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少数民族の学生がダンスを踊っている様子

学校を見学して廻った後は、みんなでランチです。学生も一緒に食事をしてくれ楽しい一時を過ごしました。

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ミャンマー料理を頂きました。

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ランチ後は、学校を離れ、次の訪問地に向かいました。

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ワッチェ慈善病院

ワッチェ慈善病院とは?

Phaung Daw Oo僧院を訪れた後は、特定非営利法人ジャパンハートの職員が活躍するワッチェ慈善病院を訪れました。

ジャパンハートとは日本発祥のNGOで、医療に重点を置き、「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動している団体です。ジャパンハート代表の吉岡秀人先生は、ミャンマーを中心に医療活動に10年以上従事し活動されている方で、日本のメディアに多く取り上げられています。

今回のプログラムの際には、吉岡先生は、忙しい合間を縫って青空教室を開催してくれました。

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青空教室の様子

吉岡先生は、なぜミャンマーという国で医療活動を始めたかという話しからジャパンハートのことを紹介してくださいました。先生は、90年代に慰霊団の一員としてミャンマーに訪れた際、現地で治療を受けられないミャンマー人の現実を見たそうです。

先生は、慰霊団の要請を受けミャンマーで治療活動をしている際、第2次世界大戦中、ビルマ人の人たちは、敗走する日本人の面倒をよく見たことを聞いたそうです。そういった当時の話しを聞くにつれ、自分が行っている活動は、当時の日本兵が受けた恩に対する恩返しだと考えたそうで、現在迄活動が続いて入るそうです。

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エネルギーに満ちあふれる吉岡先生

こういった話しを聞く中で多くのことを参加者の皆さん、スタッフ一同学びました。青空教室以外にも、ジャパンハートのインターン生山口君が病院施設内を案内してくださいました。

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この日は、その後記念写真を撮影し、終了。ジャパンハートの関係者にお礼を言い、参加者の皆さんとホテルに戻りました。

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最後の記念写真

4日目

4日目の朝は、マンダレーからヤンゴンへ向かうところから始まりました。現地パートナー、ジョン、ジョセフが通っていたガンゴーと呼ばれる学校を訪れるためです。

ガンゴーという学校は、地方の学生(少数民族の学生)が多く集まっており、情熱に満ちた学生が多くいます。参加者の皆様には、彼ら彼女たちから、直接、民族が抱える問題などを聞き、ミャンマーという国を理解してほしいと考え、今回このような場を設けました

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学生の発表の様子

ガンゴーでは、学生が故郷についてのプレゼンテーションを始めるところからスタート。少数民族の文化、問題などを生徒たちは語り、「自分たちが動かなくて誰がやるんだ」というメッセージを発表の中で強く発していました。

お昼は、生徒たちと一緒に取り、プレゼンテーションの中では聞けないことを聞いたりしました。

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ランチの様子

イベント最後には、現地リーダー、ジョセフがe-Educationに対する熱い想いを発表し、会は終了。この際、ジョン、ジョセフに正式にe-Educationのスタッフとして働いている証明書をプレゼントしました。

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ジョセフへのプレゼント

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ジョンへのプレゼント

もちろん、ここでも記念写真を撮影しました。

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その後、ヤンゴン大学やシュエダゴン・パゴダと呼ばれる観光地を訪れ、4日目は終了したのです。

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シュエダゴン・パゴダでの一枚

最終日

5日目の最終日は、コミュニティーセンターを訪れる事から始まりました。アウンサンスーチー女史が代表である政党NLDが支援する学校です。この学校では、英語やコンピュータースキルを無償で教えており、ヤンゴン市内の学習環境を皆さんと学んだのです。

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コミュニティーセンターがある建物、アパートの一室を利用しています。

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コンピューターを学んでいる様子

このような学校は、ヤンゴン市内にも数多く存在しており、ミャンマーでは、貧困層に対する教育が盛んに行われていることが読み取れます。

この学校を訪れた後は、ヤンゴン市内にある宝石工場を訪れました。ミャンマーで、オーダーメイドの女性靴を作っている星野俊二さんのご協力で、このような場を設ける事ができました。

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ブレスレットを加工している様子

このような様子を見学し、ミャンマーの一大産業でもある宝石やブレスレットがどのように加工され、販売まで至るかを学んだのです。

この工場を訪れた後は、自由時間を取り、皆さんと一緒にお土産などを購入しました。

自由時間の後は、最後のディナーです。

ディナーセッション

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ディナーの看板

ディナーでは、皆さんと一緒に食事を楽しみながら、今回の旅を振り返る機会を設けました。参加者の方々からコメントをもらい、林、僕がなぜこのような活動をミャンマーを行っているかプレゼンを行いました。2015年度から活動3年目を迎えるミャンマープロジェクトの展望などもお話しました。

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イベント最後には、参加者の1人から、ジョン、ジョセフへのプレゼントを渡すサプライズもありました。

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プレゼントの様子

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ミャンマープロジェクトメンバー一同挨拶

このように最後は熱気に包まれ、ミャンマーフィールドワークプログラムは閉会しました。参加者の皆様のご協力、現地の方々のご支援のおかげで、このプログラムを無事に終了することができました。この場でお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

【ミャンマーFWプログラムの報告会を開催しますので、良かったらぜひご参加ください!】


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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