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こんにちは、e-Educationミャンマープロジェクト担当の小沼武彦です。前回の記事では、現地の生活の様子をお伝えしました。

今回の記事では、英語ニーズ発見に至る過程から帰国直前までの記事です。最後までお付き合いいただければ幸いです。

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寺院学校のお坊さんに相談し、浮かび上がる教育問題

以前の記事でパートナーが突然仕事の関係でヤンゴンへ帰ったことをお伝えしました。突然協力者がいなくなり、ヒアリング活動ができなくなった僕は何とも言えない虚無感に苛まされることに。しかし、悩んでも仕方がないと考え、寺院学校を経営しているお坊さんに相談し始めました。

「ミャンマーの教育問題って何ですか?」という問いに、「考える力をつけない教育だ」と、強烈な答えが返ってきました。お坊さんいわく、ミャンマーの教育の問題は、先生が言ったことを生徒がただ覚えるだけだということです。

彼と話していると何回も「like a parrot」という言葉を耳にします。「生徒は意味もわからず先生の言ったことをオウム返しするだけだ」と強く仰ってたことが印象的でした。

また英語に関しても「教科書に書かれていることを覚えるだけだから、学生はリスニングとスピーキングができない。先生自身が話せないから学生が話せるようにならないんだ」とも言及していました。

これは英語教育にも問題があるなと直感的に感じました。そして、先生に教授法を教えるガザのモデルが使えると考え始め、その後4, 5校ほどヒアリングの為に訪問。その後、NGO関係者とミーティングを行うために深夜バスでヤンゴンへ戻りました。

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British CouncilのTristanと

ミーティングを通して英語ニーズを確信

英語ニーズがあると考えた僕は、英語教育に力を入れているBritish councilの方、英語学校の職員、衛生教育を行っているNGO団体の方など多くの人と話す機会に恵まれました。

どのミーティングも短い時間でしたが貴重な意見がもらえ、英語に対するニーズが確信に変わりました。確信を持った理由はミャンマーにおいて英語教育が大切なポイントについて書いた記事をご覧くだささい。

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短期滞在中のもう1つの課題とは?

観光ビザでミャンマーに入国したため、今回の滞在期間はたった3週間。「この期間にニーズを見つけ一時帰国する」というのが僕の今回の仕事でした。しかし、このこと以外にもう1つ大切な仕事が残っていました。

「長期滞在するためにビジネスビザを取得すること」が実は僕の中での悩みでした。「どうやってミャンマーのビジネスビザを取得すればいいんだ!?てか俺は学生だぞ?そもそも学生がビジネスビザ取れるのか?」

本当に不安でした。これができないと必然的にミャンマーから撤退しなくていけないからです。知り合いもいない状態から始まったミャンマープロジェクト。

たった3週間で信頼関係を築き、ミャンマー企業からビザ取得のための推薦状を書いてもらえるのか。帰国まで残り1週間。ビジネスビザ取得のために長くて短い1週間が始まりました。

[e-Education Project]


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