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皆さんこんにちは!インドネシアで活動している坂井健です。

前回の記事では、マレーシア最後として生徒達の夢を綴った記事でした。今回からはマレーシアからインドネシアに活動の拠点を移し、また最初からどんな教育問題がインドネシアに転がっているか探すところから始まります。

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インドネシアに到着して最初にしたこと

卒業式の次の日、フライトでジャカルタに戻ることになりました。さあ、次はどうするか。

他の国同様、まずは現地のニーズ調査をしてみようと思いました。インドネシアにはどのような教育問題が転がっていて、どこにe-Educationのニーズがあるか調べてみようと。

友達にメールをすると、さっそく「Salamat datang!!(いらっしゃい) 明日インドネシア大学で待ってるよ!」と返事が来ました。インドネシアでどのような教育問題があるかを調べるために、まずは100人アンケートをすることになりました。

ジャカルタに到着した次の日のことでした。3ヶ月ぶりにインドネシア大学に足を運ぶと、そこは3ヶ月前と全く違う景色が広がっていました。

それは人が全くいない敷地。3ヶ月前はあんなに多くの人で賑わっていたのに、何があったのだろう。友人に話を聞くと「大学は昨日から夏休みになったんだよ」とのことでした。

100人アンケートをするためには、たくさんの学生がいなければなりません。いきなり出鼻をくじかれてしまいました。

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たくさん人の集まる学園祭でアンケートを実施

人があまりにも少ないので、その週末にあったインドネシア大学の学園祭でアンケートを取ることに。学園祭なら多くの人がいるし、きっとみんなこたえてくれるだろうとの考えでした。

3日でアンケートのコピーなどの準備を済ませ、いよいよ文化祭当日。僕はいつもプロジェクトを手伝ってくれている友人のカリスのカレー屋さんを手伝いながら、100人アンケートを実施していました。

予想は大当たり。たくさんの人が来場し、インドネシア大学の学生も親身になってアンケートに答えてくれました。しかし、30枚ほど取り終えた頃、異変に気付きました。

「あれ、これ文学部ばっかりじゃない?」

実はこの文化祭、インドネシア大学全体の文化祭ではなく、インドネシア大学の文学部が主催する文化祭という非常に限定された学生だけが集まっていたのでした。

学部に偏りが出てしまうと結果も偏ったものとなってしまいます。この日は、行わずに日を改めて出直すことにしました。

出直すことになったものの、夏休みで大学に人は少ないうえ、この先に主だったイベントもありませんでした。毎日インドネシア大学に足を運んで1日10枚くらいづつ集めようかなどと落ちこみながら考えていました。

Facebookを使い、アンケートを回収

良い案が思いつかず、友達に相談したところ、アンケートの調査をFacebookを使ってやってみようという話が出ました。インドネシアは、Facebook登録者数がアメリカに次ぐ世界2位で、Facebook上での交流が非常に多いのです。

看護学部や公衆衛生学部、建築学部などの友達に聞いてみるとなんと学部用Facebookページまであり、そこで友達に聞けば、多くに聞けそうとのこと。そこにアンケート内容を投稿してもらい、アンケートに答えてもらうことにしました。

結果は成功。3日で40枚近く集まりました。

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いよいよアンケートの集計

残りの足りない分は、Facebookでアンケート結果を集めながら暇を見つけては、インドネシア大学に行きアンケートをとっていました。結果、アポイントなどを消化しながら5日程度で100人分のアンケートがそろいました。

後は集計するだけ。難しいインドネシア語は、読めないので慶応大学に留学した経験もあるカリスに手伝ってもらいながら進めました。

すると、インドネシアは他の国と教育事情が違いすぎることが判明したのです。せっかくアンケートを取ったのに、その結果は、頭を抱えるものとなってしまうのでした。

寄り道〜インドネシア大学の学園祭〜

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先ほど書かせていただいたインドネシア大学の学園祭。文学部の学園祭という記述でしたが、これは文学部の中でも日本語学科の生徒たちが中心になって行われた「日本祭」でした。

インドネシアは、日本語の学習者数が中国に次ぐ世界2位という親日国家であり、特にマンガなどの文化が非常に受け入れられています。今や日本の「NARUTO」や「ONE PIECE」などは知らない人がいないほどの人気を誇ります。

この日本祭では日本のお祭りをモチーフにしているので、売っているモノも日本のものです。

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例えばこれはたこ焼きのお店です。お店の人はとてもなれた手つきで、たこ焼きを作っていました。

ただ、肝心の味の方はイマイチでした。インドネシアの人は油が好きなので、たこ焼きも油でべとべとしたものでした。

上の写真のように、マンガのコスプレをしている人もたくさんいて、改めて日本の文化の凄さを痛感しました。機会があればトジョウエンジンでこの文化祭の様子をお伝え出来ればと思っています。

インドネシアだけでなく、日本の文化の良さがもっと世界中に伝われば良いと思います。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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