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トルコの世界遺産、カッパドギア。

「岩の芸術」と謳われ、奇妙な形をした岩が辺り一帯に広がるトルコ人気の観光スポットです。

複雑な迷路のような構造の地下都市や、岩で作られた協会など、岩と共に暮らしてきたトルコの人々の歴史に触れることができます。

今回ご紹介するのは、その中でも人気の高い「ラブバレー(愛の谷)」と呼ばれる一角。自然の力によって生まれた、愛の溢れる場所をご紹介しましょう。

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自然が創り出した奇妙な岩「妖精の煙突」

カッパドギア最大の見所と呼ばれる観光の街、ギョレメ。

この街周辺に広がる奇妙な岩山地帯は国立公園として保護されており、地下都市や岩の協会をはじめとした岩石の遺跡群と合わせて、1985年に世界遺産登録されました。

なぜ奇妙な岩が並ぶのか?それは遥か昔にカッパドギアの火山が噴火に起因します。噴火によって流れ出た溶岩が固まり、長い年月をかけて雨やかザの浸食を受けて、現在の形状への徐々に変化してきました。

その中でも不思議な岩が「妖精の煙突」と呼ばれる岩。キノコの傘のように先端だけ形が異なり、至るところに「生えて」います。

驚いたのは、この岩が人工的に作られたものでは全くないということ。先ほど紹介した浸食によるもので、硬い溶岩が集中した岩の上の部分だけがあまり削られなかったため、このような形状になったとのことです。

ケーキを彩るロウソクのようにッパドギアの大地に広がる「妖精の煙突」。この煙突が並ぶ場所を現地の人々は「ラブバレー(愛の谷)」と呼んでいます。

なぜ「愛」の谷なのか?一説には、「肉体の愛」に通じる形をしているからと言われていますが、これはご想像にお任せしましょう。

見たカップルにはご利益があると言われるトルコの恋愛パワースポット、本当か否かはぜひその目で確かめてみて下さい。

(photo: love valley | Flickr)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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第94問は、こちらの写真。工場がオモチャにみえてしまうほど巨大な渦状の穴。この絶景は次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!

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