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藻が、世界の食糧危機を救う日が来るかもしれません。

EnerGaia社から発売されている緑色の藻「Spirulina」の歴史は古く、インカ人が好んで食べたと言われています。そんな長い歴史を持つ藻ですが、現在はタイ・バンコクにある家々の屋根に多く生息しています。

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注目すべきポイントは「高い栄養価」

Spirulinaは、栄養価の点で非常に優れています。乾燥させた状態では、その59%から65%がタンパク質でできています。これは、畑の肉とも言われる大豆のたんぱく質が40%、また牛肉が23%しかないことを考えれば、いかに高い値であるかお分かりいただけると思います。

その上、Spirulinaにはタンパク質のほかにも、8つの必須アミノ酸やミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。

このような高い栄養価にも関わらず、Spirulinaは空気と水さえあれば栽培することができるのです。そのため、まさに食糧危機に立ち向かうため、生まれてきたような食べ物であるという事ができると思います。

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最適な栽培地はバンコクの屋根?

しかしなぜ、これほど優れた食糧が今まで注目されなかったのでしょうか?実はこのSpirulinaが育つためには気温や湿度、水温などの様々な細かい条件が必要となります。

したがって、Spirulinaはごく限られた地域でしか育つことはできません。そして、この限られた地域の一つが、なんとバンコクにある家々の屋根の上だったのです。

現在、EnerGaia社はSpirulinaの販路を拡大するために試行錯誤しており、すでにバンコクにあるいくつかのレストランは、Spirulinaを使った新しいメニューの販売に乗り出しています。今後の展開に注目していきたいですね。

[inhabitat]


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