「JUMIA(ジュミア)」というウェブサイトをご存知でしょうか?
2012年6月にナイジェリアで誕生したこのオンラインショッピングサイトは、瞬く間に成長し、現在では靴からスマートフォンまで、約10万点の商品をアフリカ6か国に配送しています。
まさに「アフリカ版Amazon」ともいうべきこのサイトが、いま世界中から熱い注目を集めています。
設立から1年足らずで従業員数は500人
設立者の一人であるトゥンデ・ケヒンデ氏の目標は、「今まで遠くて買い物を楽しむことができなきなかった人々のニーズをジュミアが満たすこと」です。
当初5人しかいなかった従業員は、今や500人を超え、同社はナイジェリアにおける最大規模のeコマースへと急速に成長しています。
もう一人の設立者であるアファエドル氏は、ジュミアについて、このように語っています。
会社のビジョンは、近いうちに、オンラインにしろオフラインにしろ西アフリカで最大にして最良の小売業者となることです。そうなるためには、より多くのタイプの商品を扱わなくてはなりませんし、拠点を物理的に増やして、『ショッピングといえばジュミア』と思ってもらえるようにしなくてはなりません
課題はあるものの成長を続けるジュミア
もちろん、まだまだ成長段階にあるジュミアには、いくつかの課題が残されています。
ジュミアを利用した人の中には、注文したものが正しく送られて来なかったり、もしくは注文した数と違うことがあったと言います。しかし、こうした不満はあるものの、ジュミアの存在感は日増しにアフリカで大きくなっています。
かつては市場までわざわざ足を運ばなければいけなかったものが、ワンクリックするだけで家に届く。その利便性はアフリカに住む人々の心を、確実にとらえつつあるようです。
[International Business Times]
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