トジョウエンジンでも積極的にお伝えしている途上国での挑戦やアントレプレナーシップ。
今回紹介するのは、タブレットPCでコロンビアのスラム街と世界をつなぎ、教育と情報発信の改革で貧困を救うプロジェクトです。
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クラウドファンディング挑戦中のプロジェクト
このプロジェクトは現在クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で資金を集めているところ。実施するのは、旅をしながら世界の貧困を伝える活動をしている田中優樹さん。
彼の行う今回のプロジェクトは、コロンビアのコミュニティセンター「Angeles de Medellin」において、タブレットPC寄付とネット環境を整え、教育と情報発信を変えようという取り組みです。
今回のプロジェクトで配る予定のタブレット
スラム街の唯一の希望
緊急支援をするこのセンターには、困っていることがある住民たちが相談にやってくるそうです。これこれ8年間、センターを管理・運営しているのはアメリカの方で、住民との信頼関係を築いているそう。
そのため、センターは、まだまだ課題や危険が残っているこの地域の”希望”と言われてるのだとか。
メデジンのスラム街へ住む人のほとんどは、長期間続いた武力衝突により父親を失った人や、十分な教育を受けることができなかった人たちです。早期妊娠や虐待、暴力、無収入、麻薬、家屋の倒壊などに苦しむ人たちにとってAngeles de Medellinは唯一の希望と言われています。実際に現地では耳を疑いたくなるような家庭の問題や、事件が頻繁に起こります。ギャングの拠点が近くにある危険なエリアでもあります。
子どもたちの遊び場としての機能している
“希望”ではありながらも、各国から訪れるボランティアスタッフの参加費(寄付に充当)では持続可能でないことから、今回のプロジェクトが立ち上がりました。
子どもの教育機会とプログラム参加者を増やす
このプロジェクトにはいくつかの意義があります。
まずは、配布されるタブレットを通じて、子どもの教育機会の向上させるということ。さらに、ネット環境を整え、スタッフの情報発信を強化することで、プログラムの認知向上と参加者や寄付を増やすという良い循環を生むことです 。
コロンビアという日本の裏側ほどの国で実施されるこのプロジェクト。このような途上国・新興国での挑戦には注目していきたいですね。
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