viki

楽天の買収によって、日本でも飛躍的に知名度が上がりつつある、動画配信サイトの「Viki」。

今回この「Viki」が中国最大の検索エンジンである、百度(バイドゥ)と提携し、中国国内での動画配信を行うことが発表されました。

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動画版Wikipedia「Viki」とは?

楽天の三木谷社長はVikiを「いろいろな国のローカルコンテンツを、ソーシャルな力を使って一気に世界展開する」サービスであると定義しています。

Vikiは著作権処理済みの動画を配信するサービス。ただし、Vikiが他の動画配信サイトと一線を画しているのは、その動画にユーザー自らが字幕をつけることができるという点です。

Vikiという名前には、「Wikipedia for Video」という意味がこめられています。動画を一つの国に囲い込むのではなく、この字幕によって、言語の壁を乗り越えて世界中に配信しようというのがVikiの狙いです。

現在、月間アクティブユーザー数は2500万人。その数は、1か月で100万人増えており、今後さらに規模が拡大していくと予想されています。

日本の企業もすでに参入しており、テレビ朝日と東映が制作したドラマ「白魔女学園」は、Vikiを通じて配信され、72時間で20言語以上に翻訳されました。

「百度視頻(バイドゥ ビデオ)」と提携へ

Vikiは2億3000万人以上の月間アクティブユーザーを抱える、中国の大手動画検索エンジンである百度視頻(バイドゥ ビデオ)と提携を結び、動画配信を行います。配信されるのは、アメリカ、イギリス、台湾、韓国、日本など十数か国の映画やテレビ番組。

VikiのホバギミアンCEO曰く、今年の夏に他の中国動画サイトと提携して配信した、”Falling Skies”というサイエンスフィクションの成功が、今回の提携へつながったということです。

ホバギミアン氏は百度との提携に関して、こう話しています。

(Falling Skiesは)百度のアメリカドラマ検索部門で、見事1位に輝きました。私たちはこの成功を一過性のものとせず、中国のみなさんに引き続き、世界中のコンテンツを楽しんでいただける機会を提供したいと考えてきました

Vikiはインド市場への参入も検討しているということで、今後もますます、その展開から目が離せません。

[Tech Crunch / IT media]


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