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Image: Pigs via Shutterstock

食の安全に対する需要が急速に高まる中国で、IT企業が続々と養豚、オーガニック野菜の栽培に乗り出しています。

「Lenovo」は中国最大のブルーベリー生産者?

2011年、中国最大のインターネットプロバイダーの一つである網易(NetEase)は消費者が豚1匹ごとをモニタリングできる養豚場を建設。

また、北京に拠点を置く動画配信サイトの「LeTV」は、200ヘクタールの敷地にオーガニックの野菜や果物を栽培する計画があることを発表しました。

さらに、「Lenovo」は今や、中国におけるブルーベリーとキウイの最大の生産者となっています。

食品業界への進出は多角化戦略の1つ

しかしなぜ今、中国のIT企業はこぞって食品業界に参加しようとしているのでしょうか?

ブルッキングス研究所のCheng Li氏は、中国のIT企業が成長する上で、インターネット業界だけにとどまらず、多角化することは欠かせない条件であると話しています。

さらにCheng Li氏は続けてこのように話しています。

中国のIT企業は途方もない力を持ちつつあります。その力は、食の安全だけにとどまらず、政治や経済、社会そして文化にまで及んでいます。[…] 将来的にはこの現象がどうなるかわかりません。本来ならば、このような食品を扱う事業にはライセンスが必要なのですが、そこにはグレーゾーンがあり、IT企業はそれを利用しているのです。こんなことは10年前には考えられませんでした。

[FastCompany]


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