year-in-review_2013

活動家としても名高いビル・ゲイツ氏が、自身のブログ「Gates Note」において、世界の健康と途上国に関する2013年のニュースの中で特に注目すべきものとして挙げていた、「ベスト・オブ・2013」をご紹介します。

貧困率の大幅な減少

世界の貧困率が引き続き低下しています。ゲイツ氏が指摘しているように、世界の貧困率は1990年の水準から約半分まで下がっています。ゲイツ氏は自身のブログにこう綴っています。

貧困率を低下させ続けるために、これからも、私たちは引き続き成長していかなくてはなりません。そのために、私たちは健康に対して、さらに多くのお金を投資していかなければならないのです。確かに健康は直接、成長につながりません。しかしそれは、成長への土台を築くものなのです。

乳幼児死亡率の改善

世界の乳幼児死亡率もまた、引き続き低下しています。世界における5歳以下の乳幼児死亡率は、1990年の1000人あたり90人から2012年には1000人あたり48人にまで低下しました。

しかしながら、サハラ以南のアフリカ、南アジアでは依然として乳幼児の死亡率が高く、今後の対策が急がれています。

世界中における病気との闘い

ゲイツ氏はまた、世界がポリオとの戦いにおいて善戦したことを上げています。

シリアやケニア、ソマリアにおけるポリオの大流行は、4ヵ月以内に収束。これは2005年の大流行と比べ、約半分の時間で事態を収束させたことになります。

ゲイツ氏はさらにこう続けます。

ちょうど今月、エイズ、結核、マラリアと戦うため、Global Fund(世界基金)へのコミットメントを検討する資金提供者の集まりが、ワシントンD.C.で開かれました。私はそこで、ザンビア出身のConnie Mudendaという女性と話す機会がありました。彼女はGlobal Fundにのおかげで、2004年からHIVの治療を受けることができました。彼女が摂取している薬はたったの40セント(約40円)。この薬によって彼女は健康な生活を送り、仕事にも復帰することができました。

ゲイツ氏は、2014年もさらなるイノベーションに期待したいと述べました。ゲイツ氏のブログ全文はこちらからご覧ください。

[Fast Company]


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