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国富論』の著者、アダム・スミスの見えざる手(市場による調整機能)は、途上国・新興国・先進国全てを含み、いまだに討論がなされています。

この記事では、国の公務員の数から見た、世界の公共セクターの大きさを上のグラフで考えたいと思います。

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北欧がトップ

グラフでは、2001年から2011年にかけての公務員の数(政府関係者と公共機関関係者)の変化を表現。青が2001年、赤が2011年、濃い色が政府、薄い色が公共機関で働いている人たちの数となっています。

やはり注目したいのは、国連の幸福度ランキングでもトップ2のノルウェーとデンマークが、ここでも他を圧倒しているということです。公務員の数は、ドイツの数の2倍以上です。

共産主義がいまだに影響しているため、ポーランドやチェコの公共セクターの強さも印象的だと感じます。

2001年から2011年にかけて、カナダとイギリスを除くほとんどの国で政府関係者の数は減少しました。より多くを政府の力で賄おうとする、スミスの見えざる手とは逆の政策がこのような結果を招いています。

ブラジルやメキシコなどの経済成長国でも、公共セクターの力はまだ弱く、民間と同様に政府が職を創り出していくことも今後は求められてくるでしょう。

The Economist


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