みなさん、こんにちは。e-Education Projectミャンマー代表のぬまです。
前回の記事では、ヤンゴン市内で活動する素敵なNGOについて綴りました。
今回の記事では、e-Educationがサポートしている4つの学校を写真中心に紹介していきたいと思います。
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【1】マンダレー市内にある寺院学校(僧院)の生徒たちへ
一番最初に提携が決まった学校では、現在学校で映像授業を行わず、個人にDVDを配り受験対策をサポートをしています。生徒たちから「学校に通学するより、自宅で勉強したい」という声が上がったためです。
先生たちと相談し、生徒たちには、学校側がコピーしたDVDを渡すことにしました。先生、学生たちの勉強スタイルに合わせて、学習支援を行えるのはDVDの強みだなと感じました。
カンピューの学習様子
【2】カンピューの子どもたちへ
3月12日にセーダン試験(高校卒業試験兼大学入試試験)が行われるので、現在学生たちは、必死になって勉強を行っています。
中部の都市マンダレーから車で約3時間、ボートで約6時間ほどのところにあるこのキャンピュー村。1月になると朝や夜は大変冷え込みます。
そのため、写真のように学生たちは毛布にくるみながら勉強するのです。中には、裸で火の周りで暖をとる学生も。試験前に体調を壊さないか不安です笑
現在、この学校を仕切っている僧院長(校長先生)は、タイ、フィリピンに出張中なため、他のお坊さんたちがe-Education管理者となり、先生たちと一緒に活動しています。
発電機が壊れるというハプニングがつい先日ありましたが、現在は修復しており順調に映像配信を。この学校では、全員が一丸となって試験対策に望んでいます。
【2】メイミョーの子どもたちへ
マンダレーから車で2時間ほどの場所にあるメイミョーという村。その村のラサールスクールには、今年6名の受験生がいます。
この学校ではここ2年間、合格者がでていなく(国の平均合格率は約30%)、「今年度こそは!!」と学校の先生、管理者たちと試行錯誤の日々です。
ここの学生は、シャイではなく、休み時間には僕と一緒にみんなで笑い合っています。寮制のため、生徒同士仲がよく、縄跳びをしたり、サッカーをしたりするのがいつもの光景。
ちなみに写真は、先生の誕生日パーティーで撮影したものです。ケーキのクリームを塗り合う文化がこの学校にはありました。ちなみに女の先生は、昨年セーダン試験に合格した人で名前は「チェリー」といいます。可愛いらしい名前ですね。
ナトージーの学校の生徒たちへ
このナトージーの学校は、マンダレーから2時間ほどの場所にあります。ミャンマーの有名な観光地のバガンとマンダレーの間にある街です。
この学校は小学1年生から中学3年生までですが、この学校を卒業し、高校生になった学生に対して、無償で朝と夜、授業を提供していました。近くに予備校がないため、卒業生が学校に集まり、受験に備えているのです。(朝、5時半ごろになると生徒の勉強している声が聞こえてきます。ミャンマーの学習スタイルは、音読なのです。)
この学校では、先生の数が足りないため、一人のお坊さんが全教科切り盛りしています。そこで、DVDを配り、先生の教育、生徒の学習補助をこの学校では行うことに。今年度初めて受験生を送り出すそうで、全員合格にむけて受験準備を進めています。
フレキシブルな対応を
e-Educationがサポートしている学校の学習スタイルは、学校ごとにずいぶん異なり、柔軟な対応が求められます。生徒個人個人にDVDを配ったり、先生がDVDで効果的な教え方を学んだり、学校ごとに方法が異なります。DVDを用いると個人の学習スタイルに合わせて、授業を提供できるというe-Educationの良さを目の当たりにしています。
最近では、化学の先生や物理の先生がe-EducationのDVDを10セットほど知り合いがいる学校に寄付していたりもします。僕自身が活動するだけではなく、現地の先生たちが率先して、映像を届けている様子を目にして、もっと頑張らなくてはいけないと気合いが入りました。
これから試験までの2ヶ月間、生徒たちと一緒に頑張りますので応援お願いします!
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