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久しぶりの学食!

みなさん、こんにちは!

e-Education Projectマニラ担当の磯部香里です。フィリピンの首都マニラで暮らす貧しい高校生たちに「最高の授業」を届ける活動をしています。

前回の記事では、ミンダナオ視察で得た学びを活かし、私がマニラプロジェクトで目指して行く3つの目標について書かせていただきました。

今回は、マニラでの新たな出会いと年末年始に日本へ一時帰国したことについてお話ししたいと思います。

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協力なサポーターの登場

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真剣に話すパトリックとアルビン

ミンダナオから戻った私は、すぐに現地パートナーのパトリックとアルビンとミーティングを行い、今後のことについて話し合いました。

また活動をしていくなかで、フィリピン大学教育学部の教授や院生と知り合うことができ、プロジェクトに関して様々なアドバイスをいただくことができました。

教育関係のプロフェッショナルの知り合いがいなかった私にとって、彼らのアドバイスはとても大きなものでした。

さらに「映像授業に必要な先生がいたら良い先生知っているから、年明けに紹介するよ!」との一言。

クリスマス休暇に入るため、詳細はメールベースで、そして再度年明けにミーティングを行うことを約束し、私は安心して日本へと戻ったのでした。

仲間との再会

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日本に戻った私は、まず東京でミンダナオ担当の建明さん、そしてルワンダ担当のドガ君とミーティングを行いました。

建明さんとはマニラでお会いしていましたが、ドガ君とe-Educationとして会うのは初めてでした。

私はドガ君が登壇したTEDxYouth@Kyotoの運営に携わっていたため、何回か会っていたのですが、しっかりと話すのは初めて。運営と登壇者という関係から、同じe-Educationの仲間という変化にとても不思議な感じがしたのを覚えています(笑)

e-Educationでは、毎週プロジェクトの進捗報告書を書き、それをメンバー全員に共有しています。それを日本を始め活動地各地でみたメンバーがアドバイスをくれるのですが、やはり直接会って話すのが一番!

2人ともe-Educationの大先輩です。お互いのプロジェクトの話や、どうやってこれから進めていけば良いのか、様々なアドバイスをいただくことができました。

日本という場を利用して

また、日本での滞在中はフィリピンで活躍しているNPO法人の方々へお話を伺ってきました。

そのなかの1つがNPO法人Class for Everyone代表の高濱さんでした。Class for Everyoneさんでは、ICTを活用した教育・就業支援と日本のリユースPCの寄贈をマニラで行っています。以前ミンダナオプロジェクトでお世話になっており、それ以来も継続して共同事業を行っています。

高濱さんは、現地でプロジェクトを行うにあたって大切なことを教えてくださいました。

現地のモチベーションに火を付けろ!

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プロジェクトを行うにあたって大切ななのが現地の人たちの自主性です。

よく例としてあげられる「枯れた井戸」。外から来た人間が、その地域の人のためを思って井戸を掘っても、現地の人が使い方や修理方法などわからないと、ずっと使っていくことが出来ません。よって井戸は枯れてしまい、使い物にならなくなってしまう。

この「枯れた井戸」と同じように、現地の人が主体となって動かすことができないとそのプロジェクトはずっと続くことはできません。

そこでプロジェクトを行う上で大切なのが、「現地のモチベーションに火を付ける」こと。

そして1人のモチベーションに火をつけていくと、周りにも広がっていく。現地の人をどうモチベートするのかが重要であると高濱さんはアドバイスをくださいました。

私が主体となってプロジェクトを進めていくのではなく、縁の下の力持ちのように下からメンバーを支えることができるようにならなければいけません。

プロジェクトが本格的に始まった私にとって、すでに経験のある高濱さんのお話はどれも身に染みるものであり、とても勉強になりました。

一方のプロジェクトはというと…

私が日本にいる間、現地で動いていたプロジェクト。

フィリピンはカトリック教が多く、クリスマスを盛大に祝います。

クリスマス休暇ということもあり、教授や知人の院生、パトリックたちとなかなか連絡がつきません。

年明けにミーティングをする予定で、それまでメールベースで連絡を取り合うはずが全く返事がなかったのです。

そして私がマニラへ発つ日の朝、パトリックからこんなメッセージが届きました。

かおり、申し訳ないのだけど少し休みが必要なんだ。いろんなことがあってストレスが溜まって来て、モチベーションを維持することができなくなってしまった。e-Educationにしっかり取り組むことは自分のなかで目標だから、e-Educationをやめるとかではない。また少し休んだら連絡をするから、ちょっと待っててくれ。

教授や院生など、サポートしてくれている方と連絡が付かず、そしてパトリックもしばらく活動ができない…

不安でいっぱいなまま、私はマニラへ戻りました。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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