たまに食べる日本食レストランでエネルギーを補給しています!笑
みなさん、こんにちは!
e-Education Projectマニラ担当の磯部香里です。フィリピンの首都マニラで暮らす貧しい高校生たちに「最高の授業」を届ける活動をしています。
前回の記事では、マニラへ戻り不安を抱えながらも、大切なことに気が付いた1週間について書かせていただきました。
今回の記事では、その後に行った映像授業のための先生探し、そして新しい仲間探しについてお話しします。
連絡は結局つかず…
フィリピン大学の院生から、映像授業のための先生を紹介してもらうことになっていたのですが、いつまで待っても連絡がつきません。
「◯◯日までに連絡がつかなかったら自分で探す」
こう心に決めて連絡を待ちましたが、結局その日まで連絡がつくことがなかったため、私自身で探すことにしました。
まずは昨年の先生方に連絡を取ることに
今回撮影をするのは、フィリピン大学などのトップ大学入学試験対策の授業。
昨年は数学・理科の全教科を、国内一の進学校であるフィリピンサイエンスハイスクールの先生に協力していただきました。
さすが進学校の先生をしているだけあり、授業はとてもわかりやすく、「最高の授業」を行ってくれました。
e-Educationのプロジェクトについてしっかりと知っていること、そして撮影にも慣れているということで、数学と理科科目の4教科については、以前と同じ先生に連絡を取ることにしました。
目標は最後まで諦めない
シャーウィン先生と
メッセージやFacebookなどで先生を探し、連絡を取ったところ、有り難いことにどの先生も快く承諾してくださいました。
ただ1人だけ、なかなか連絡がつかない先生がいました。
数学の「シャーウィン先生」です。シャーウィン先生の数学は本当にわかりやすく、生徒からの人気もとても高かったのです。
数学は絶対にシャーウィン先生にお願いしたいと、様々な連絡方法を屈指しましたが繋がりません。
そろそろ違う先生にお願いするかと諦めかけていた時、シャーウィン先生から連絡がありました。
かおり、遅くなってごめん。最近ずっと忙しく返信することができなかった。実は今年度で高校で働くのをやめて企業に転職することになったんだ。最後の先生としての仕事として、是非e-Educationをやりたいと思っている。
シャーウィン先生からの連絡にほっとし、「最後まで諦めなくて良かった」と心からそう思いました。
また、通常の授業で忙しい中、e-Educationに共感し、サポートしてくれる先生方に感謝でいっぱいになりました。
英語の授業の先生は公立学校の先生を!
レックス先生と、ご家族とミーティング
また、今年は数学と理科科目だけではなく、英語とフィリピン語の授業を追加することになりました。
英語の先生に関しては、以前からお世話になっている実施校の一つ、マサイ高校の英語の先生「レックス先生」に紹介していただくことになりました。
たしかに、進学校のフィリピンサイエンスハイスクールの先生にお願いしてもらった方がインパクトがあるかもしれません。
しかし、映像授業で大切なのは内容はもちろんですが、「教え方」です。
映像授業では、生徒を引きつけたり、画面をはさんでもわかりやすく伝えるスキルが必要になります。
そして何より「生徒目線」に立つこと。
サイエンスハイスクールや私立高校の生徒に比べて、公立の高校の生徒は英語を上手く話せない子が多いため、公立高校の生徒の英語について詳しい、公立の高校の先生に授業をお願いするほうが良いと考えたのです。
そして、数学、生物、化学、物理、英語、フィリピン語全ての科目の先生が揃い、撮影に向けて一歩前進しました!
仲間探しのためにプレゼン!
授業でプレゼンをしています
プロジェクトを拡大するにあたって必要なのが「仲間」です。
「e-Educationに共感してくれるが学生をどんどん巻き込んでいきたい!」
そういう思いで、フィリピン大学の教育学部の学部長に、授業内でプレゼンをさせていただけないかお願いをしにいったところ、ICTと教育の研究をしている1人の教授を紹介してくれました。
その教授は日本で住んでいたこともあり、日本のNGOが行っているe-Educationのプロジェクトにとても関心を持ってくださいました。
「今度の授業で10分だけ時間をあげるから、是非プロジェクトのことをみんなに伝えて!」
こうおっしゃてくださり、授業中にe-Educationについて紹介できる時間を作ってくださいました。
ポスターも作成!
また、e-Education仲間募集のポスターも作成し、学校の許可をもらいフィリピン大学内の10カ所の掲示板に貼ることになりました。
果たしてプレゼン、ポスターの結果はどうだったのか?
次週の記事にて、お伝えできればと思います。 本日もお読み頂き、ありがとうございました!
もう後悔しないために。もっと多くの笑顔を作るために。私はマニラへ向かいます(立命館大学3年・磯部香里)
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