「飢餓」という言葉を聞いたことはありますか?
日本で生活をしている限り、なかなか感覚で理解するのは難しいでしょう。しかし、世界には食糧不足で困っている国がたくさん存在します。
一方で、たくさんの食糧が余り、廃棄されている国も存在しますが、果たしてどれだけの食糧がムダになっているのでしょうか?
今回は、そんな世界の食糧事情の変化を時計のよう示したサイト『World Food Clock』を紹介します。
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1秒に41トンもの食糧がムダになっている
さて、それでは早速『World Food Clock』にアクセスしてみましょう。
サイトにアクセスすると自動でアニメーションがはじまります。
そして時計のように1秒おきに3つの数字が変化します。左から、生産量・消費量・ムダになっている量ですね。単純な引き算になっていますが、この1秒で41トンもの食糧がムダになっていることが分かります。
時間が経つごとにムダな食糧はどんどん増えていきます。12秒で500トン近くまで増えました。
ムダになっているということは、消費よりも生産が多いということです。
では、どれくらい生産にコストがかかっているのでしょうか?それを示したのが上の時計(図)であり、20秒で177万トンもの水が使われています。
ムダになっている食糧は、温室効果ガスの元にもなります。その量なんと1分間で6,274トン!これも大きなマイナスです。
最後のスライドでは、いったいどれくらいのムダが生じているかをお金に換算しています。70秒で損失している価値は総額166万ドル、日本円に換算すると1億7千万円です。1時間で90億円以上の損失、多いか少ないかは聞くまでもないでしょう。
世界の食糧問題について、学校などで教える際にも使えるかもしれませんね。知らなかった皆さん、ぜひ世界の食糧変化をその目で確かめてください!
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