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みなさん、夏は何をしますか? 旅行の予定をたてている人もいるのではないでしょうか。

今回はそんな旅好きでも行かないであろう国、ホンデュラス共和国で行われた節水キャンペーンをご紹介します!

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「渡航の是非を検討してください」

中央アメリカ中部に位置するホンデュラス共和国。豊かな自然が魅力的である一方、高い犯罪率とマラリヤなどの健康被害を覚悟しないといけない国でもあります。

アメリカの情報サイトAmerikankiでもアフガニスタン、エベレストに次いで危険な旅先と紹介されるほど。外務省からも渡航を控えるようにという情報が出ています。

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地元の人を脅かすもう1つの問題

ホンデュラスでは旅行者だけでなく、地元住民も問題を抱えています。その1つが水の無駄遣いよる水不足。北ホンデュラスで水を提供しているAguas De Cholomaという組織もこの問題に頭を悩ませていました。

日本ではどれくらい水を使っているのかメーターで確認することができますが、ギャングが地域を支配しているこの地域では設置ができないのです。料金を課すことで使用を抑えようとしても暴動がおきる始末です。

このような人々の意識と行動を変えるにはどうすればよいのでしょうか?

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行政に耳を貸さないなら、地球の声を聞かせよう!

そこで行われたのが、”the day the earth spoke”というもの。行政ではなく誰か別の人に話してもらう必要があると考えたのです。給水管の途中にアンプが取り付けられており、人々が蛇口をひねると水ではなく音声メッセージが流れるという仕組み。

「私は地球。これから言うことをよく聞いて!」

「あなたが1滴無駄にするたびに、あなたの生存が危険にさらされる。」

「蛇口を閉めて!」

といった地球の声に驚き耳を貸す人々。

この結果、1日490リットル使用されていた水が150リットルまで抑えられたそうです。

実際に使っている時に不意を衝く方法で喚起したことが功を奏したのかもしれないですね。

[via adeevee]


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