皆さんこんにちは。ルワンダのドガです。
試験まで残り1ヶ月弱。今回の記事では、僕がルワンダで多用させて頂いたコワーキングスペース「kLab」に次ぐ起業家の集いの場「The Office」をご紹介します。
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欧米人とルワンダ起業家が交流するオフィス
以前、僕がプロジェクトの初期段階で毎週通っていた「kLab」をご紹介しました。The Officeも、ルワンダ滞在時にはたまに通い、毎回何かしらの知見を得ていました。
【ルワンダ教育開発Vol.14】最先端コワーキングスペース「kLab」の衝撃!IT企業家たちとの出会いが、プロジェクトを加速させる!
「kLab」は、比較的”ルワンダ色”が強いと思われますが、その一方で The Officeは非常に欧米人(主にアメリカ人)が多くいます。と言うのもオーナーはアメリカ出身で、現在ルワンダ政府の特別顧問をやっているアントレプレナーだからです。
そのため、e-Educationルワンダチーム以外からも第三者の意見を求めるためにここに来て、様々なアドバイスをもらっていました。僕にとっては、「ここ無しでは今、プロジェクトは無い」と言っても過言ではないくらい重要な場所です。
その名も「The Office」
The Officeは、キガリの中でも多くの国際機関が事務所を構える「キヨブ」というエリアにあります。
作りはとてもユニークになっており、エントランスに行くまでの階段の壁の至る所に、チョークで様々な絵がペインティングされています。
ルワンダの「kLab」は、若いITアントレプレナーたちに特化して、JICA(国際協力機構)やRDB(ルワンダ開発省)などが支援しているコワーキングスペースとなっています。ITだけに特化しているのが特徴的でしょう。
それに比べてThe Officeは、IT関係者はむしろ少なく、誰でもアイデアさえあれば入居可能とのこと。デザイン・建築・金融など、様々な業界の起業家がいます。
幅広く
世界のグーグルやフェイスブック社では、プログラマーとマーケティングの社員のデスクをわざと同じ部屋に置いているそうです。
それは実に西海岸らしく、やはり、自分の専門分野だけにそって仕事をしていると、その分野のことしか頭に入らなくなり、新しいアイデアが生まれにくいそうです。そのため、全く関係のないフィールドで活動する人と一緒の場所で仕事をすることで、外部から刺激を受け、脳が活性化され、今まで思いつかなかったようなアイデアが生まれます。アメリカの大学がリベラルアーツ(教養)を重要視する理由と同じです。
同じようにThe Officeでも、音楽やアート業界から様々な人々をこのコワーキングスペースに集めることによって、首都キガリがイノベイティブなアイデアを生み出するようになるせる大きな手助けをしています。
一人ではできないけれども
ルワンダで仕事をしている人たちにとっては、先進国などと比べてとにかく「共に仕事をする」という感覚が薄いような気がします。そのための環境をこのようなコワーキングスペースは今後増えてくると思われます。
ただのデスクスペースとしてだけではなく、アントレプレナーやデザイナー、アーティストたちが恊働で何かを作り上げていく。例えそれが可視化できるものでなくても、きっとどこかで刺激を受けているはず。僕もそうでした。
実は、e-EducationプロジェクトのNPOとの恊働も、ここで欧州からたまたま訪問していたデザイナーの一人の助言があったからでした。
最後に、故スティーブ・ジョブスの有名なスピーチを一部抜粋して締めくくらせて下さい。これは、The Officeのエントランスの鏡の右上にも書いてあった格言です。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました!
私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。
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