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こんにちは!e-Education Projectインドネシア担当の大石慎治です。

勉強したくても環境に阻まれるインドネシアの高校生に、大学受験用の映像授業を提供しています。

前回は僕がe-Educationに参加したきっかけについてお話させていただきました。今週はインドネシアへの渡航、そして前任の尾崎綜志さんと出会うところまでをお話させていただきたいと思います。

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初めての途上国へ

「ああ寝坊した!!!」

インドネシア出発の朝だというのに、完全に寝坊・・・。あと2分遅れたら電車に乗れず飛行機にも乗れなくなるところでした。

しかもインドネシア入国には帰りの航空券が必要だと知っていたにも関わらず、それを印刷することを忘れてしまいました。

褒められたものではありませんが、自分らしいスタートです。

途上国に行くのは初めてで、実はかなり緊張していました。本当に自分にできるのか、インドネシアで待っている未知の生活とミッションを思うと毎晩不安でいっぱいでした。近づいて来る渡航日を楽しみに思う一方、どこか怖いと思っている自分がいました。

しかし出発の日、あまりに自分らしいスタートに「インドネシアに行ってもきっと自分は自分なんだな」と思うことができ、純粋にワクワクした気持ちで日本を発つことができました。

出発、ごんと

途上国の洗礼

6時間のフライトの後、クアラルンプールで乗り継ぎをし、再び2時間飛行機にのると、インドネシアに到着です。

心配していた入国審査もすんなり通ることができました。

そして預けていた荷物を取りにいくと、1人のインドネシア人に話しかけられました。

「どこから来たの?クアラルンプールなら荷物はあそこだよ」

初めての途上国に緊張していた僕は、英語で話しかけられて嬉しくなってしまいました。それからも色々と質問をされ、気がつけば荷物を持ってもらっていました。そのまま列に並び、荷物検査を抜けると彼は言います。

「チップちょうだい」

なるほど。ただの優しい人だと思っていたら、そういうことだったのか。ただの優しい人だと思っていましたし、インドネシア人との最初の関わりだったので少しショックです。

「途上国の英語で話かけてくるやけに優しい人」には注意が必要だと身を以て学びました。久しぶりの海外に浮かれていたので、ここで改めて気を引き締めることができました。

そうしさん、こんばんは!

コスの写真(夜)

チップを渡し、いよいよ空港を出ました。

「暑い…」

夜の暑い湿った風が、僕のインドネシア生活の始まりを告げます。

僕は出口まで来てくれることになっている前任の尾崎綜志さんを待ちます。次々と話しかけてくるタクシーの運転手たちを無視し続けていると、右から日本人らしき人が歩いてきました。

「慎治?よく来たね!こんなに運転手に囲まれてる人は初めてみたよ!」

こうして無事綜志さんに会うことができ、2人で安全なタクシーに乗り込み下宿に向かいます。疲れていたので到着するとすぐに床につきました。

「パートナーに会ったらなんて挨拶しよう」
「学校はどんなところだろう」
「インドネシアの食事はどんな味だろう」

四方八方に想像を巡らせながら、僕はインドネシアで初めての眠りに落ちました。

さあ、翌日からいよいよ僕の挑戦の幕開けです。

続きはまた来週に。どうもありがとうございました!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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