ファストファッションブランドとして有名な「H&M(エイチ&エム)」が、今年の10月からサステイナビリティ(持続可能な)をコンセプトのデニムコレクションを販売し始めました。
持続可能なデニム?
そもそもデニムがなぜ環境汚染に繋がるのかご存じない方も多いでしょう。今回は、デニムの基礎知識と「H&M」が挑む新しいデニム開発の秘密についてご紹介します!
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デニムが環境汚染?
photo credit: wilhei55 via photopin cc
デニムといえば“インディゴ色”。
真っ青な綺麗なデニムやちょっと使い込んだ感じのデザインのデニムが好きな方も多いですよね。
しかし、実はあのインディゴ色は、実際はとても色落ちしやすく、様々な化学薬品を大量に使用して色落ちしにくく加工されているのです。
さらに、使い込んだ風合いのデニムは、何度も染め直して何度も化学薬品を使って色合いを出したり、わざと何度も何度も洗って特殊加工しています。
つまり、わたしたちが好むデニムの多くは化学薬品漬けされていて、それを洗う度、使い込んだ風にするデザインにする度に、多くの水を汚染しているのです。
普段身につけているものが、環境汚染をしながら作られたもの、現在進行形で環境汚染しているかもしれないなんて悲しいですよね。
持続可能なデニム?
コレクションの1つ(写真:ecouterreより)
そこで、ファストファッションブランドの「H&M」は新しいコンセプトのデニム『Conscious Denim Collection(コンシャス デニム コレクション)』を製作しました。
このコレクションでは、製造の段階で使用する水とエネルギーをできるだけ少なくし、さらにできるだけ手を加えずにデニムが作られています。このデニムは地球に優しいうえにクオリティが高く、メンズ、レディース、さらにはキッズまで、年齢や性別をこえたラインナップとなっています。
また、このコレクションの商品すべてには「Clevercare(クレバーケア)」というラベルがついていて、ラベルには環境に配慮した洋服のケアや維持方法が書かれています。
ファストファッションといえば、すぐにダメになるイメージがあるかもしれませんが、こちらのラベルがあれば長く大切に着ることが可能になるかもしれません。
地球を守りつつ、おしゃれもしよう!
コレクションのスローガンは「GO GREEN WEAR BLUE」。
ファストファッションといえば、大量生産のために環境配慮が疎かになってしまっている…と思われがちですが、今大きな変化が起きています。ファストファッションに「エシカル」や「サステイナブル」のムーブメントがやってきたのです。
「H&M」を筆頭に、これからの「ファストファッションの革命」が起こることに期待しています!
今回ご紹介した『Conscious Denim Collection』は、H&M HARAJUKU、SHIBUYA、SHINJUKU、名古屋松坂屋、SHINSAIBASHIの店舗にて発売中です。気になった方はぜひチェックしてみて下さい!
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