味の素のガーナ栄養改善プロジェクト
みなさん、「味の素」と聞いたら何をイメージしますか?
うま味調味料やだしの素、スープや冷凍食品など、我々の身近にはたくさん「味の素」の商品がありますよね。
そんな日本の多くの人に馴染みのある「味の素」は、ビジネスの力で途上国の課題解決に取り組む日系企業の一つでもあります。
今回は、ソーシャルビジネスとして「味の素」が行っているガーナ栄養改善プロジェクトについてご紹介したいと思います!
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ガーナ栄養改善プロジェクトとは?
ガーナ栄養改善プロジェクトとは、「味の素」がガーナで離乳食の栄養バランスを改善するサプリメントを製造・販売するというプロジェクトです。
ガーナをはじめ、アフリカには栄養不足に悩む人々がたくさん暮らしています。特徴的な3つの数字をご紹介しましょう。
- 10億人
- 20億人
- 260万人
この3つの数字が何を示すか、わかりますか?
これらの数字は途上国における栄養不足問題を象徴する3つの数値です。
10億人とは、飢餓・栄養不良の状態にある人数であり、20億人とは、ビタミン・ミネラル不足の状態にある人数、そして260万人とは、1年間で5歳未満の栄養不足が原因で亡くなってしまう人数です。
開発途上国において、「栄養」は一つの大きな課題となっており、2015年9月に国連が発表した持続可能な開発目標(SDGs)の一つにも、「飢餓をなくす」という目標が掲げられています。
健康で豊かな未来を実現するために
ガーナの栄養改善問題を解決するKOKO Plus
そんな途上国における栄養不足の問題を、味の素は「KOKO Plus」という商品を用いて解決しようとしています。
最初の1000日が子どもの身体の発達において非常に重要であり、この1000日間の栄養不足によって引き起こされた成長不良は、その後に期間で取り戻すことが難しいと言われています。
そこで、味の素は栄養が不足しがちなガーナの伝統的な離乳食「KOKO」に加えるサプリメントとして「KOKO Plus」を開発しました。
この「KOKO Plus」がガーナの子どもたちの手に渡るまでに、開発・生産・教育・販売という4つのフェーズそれぞれにおいて、たくさんのパートナーとの協力で行われているのもこのプロジェクトの大きな特徴です。
4つの段階でそれぞれのパートナーとの連携を図る
開発段階において、ガーナ大学と共同で研究を実施し、また、ガーナの食品企業のYedentとともに生産を行っています。
そして、ガーナ政府機関や国際NGOとともに子どもを持つ母親への栄養に関する教育を行い、地元のセールスレディーを起用して販売を実施しています。
「ガーナとともにガーナの課題を解決する」というのがこのプロジェクトの大きな特徴であり、魅力であると思います。
最後に
今回紹介した味の素の栄養改善プロジェクト、いかがでしたか?
自社の技術を用いて途上国の課題を解決するって素敵ですよね!
日本だけでなく、海外にもこうしたソーシャルビジネスを実践している企業がたくさんあります。
みなさんもぜひ興味を持ったら調べてみてください!
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