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ネパール農村部にホームステイしたときの子どもたちとの一枚

みなさんこんにちは。e-Educationの吉川です。

以前、1歳9ヶ月の息子をネパール農村部に連れて行った経験をご紹介させて頂きました。

その後、「仕事の話のみならず、プライベートな部分も紹介してほしい」というコメントを頂いたので、今回は子育てを通して感じたことをお伝えします。

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はじめに

まず最初に、大切なお断りをしておきます。

基本的に子育てをしてくれているのは私ではなくです。これは間違いないです。明確に言っておかないと、大変なことになります。世の先輩パパさんたちには分かって頂けるのではないかと思います。

以前私は「私がどんな風に子育てをしているかと言うと・・・」と無意識に語っていたことがありました。すると妻から、「いやいや、あなたがやっているのは子育てのほんっの一部で、基本的にはただ子どもと遊んでいるだけだから!」という鋭いツッコミが入りました(すいません、と謝りました)。

子育てには見えない苦労がたくさんあるのだと思います。息子をお風呂にいれることが私の役割なんですが、それだけで「子育てをしている」と、若干ドヤ顔していた自分を恥じました。妻には感謝しかないですね。

ということでここからは、私の子育てというよりも、子どもと関わることで逆に私が学ばせてもらったことを中心にご紹介したいと思います。

子どもの成長を感じる瞬間

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秋田の畑でネギとじゃがいもを収穫

2017年も残り2ヶ月となりましたが、1月から10月までを振り返ると、私は半分以上の時間を海外で過ごしていました。さらに、東京や国内の地方出張も月に1回はありましたので、家族と一緒に過ごせる時間はあまり多くなかったかもしれません。出張から帰ると、毎回息子の成長を感じます。

成長とはどういうことなのか、息子から改めて次のことを教えてもらいました。

「できなかったことが、できるようになる」

喋れなかった言葉を喋れるようになったり、高く積み木をつめるようになったり、お箸でご飯を食べられるようになったり。子どもの成長は本当に早いです。できることが毎日どんどん増えていきます。

でも、簡単にできることが増えるというわけではありません。できるようになるまでには、きっと何回もチャレンジして、失敗して、それでも諦めずに取り組むからできるようになるのだと思います。

できないことができるようになるためのたったひとつの方法は、チャレンジして諦めないことだと改めて感じました。

息子に負けないように、私ももっともっとできることを増やして成長していきたいなと思っています。

「パパ、お仕事、だめ」

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2週間の海外出張から帰ってきた時、息子に言われた言葉です。これまで「お仕事」という言葉を理解していなかった息子が、使えるようになっていました。この時、息子の成長を喜んだと同時に、寂しい思いをさせたくないなと強く思いました。

だからこそ、生産性高く仕事に取り組み、家族との時間をしっかり大事にできる人になれるよう、日々成長していきたいと思います。

仕事が忙しい時は、家族と一緒にいるときも、どうしても仕事のことを考えてしまっていました。私は、自分がやりたい仕事を思う存分やらせてもらっています。自分で選んでやっていることです。

それにも関わらず、やりたい仕事をやらせてもらえるありがたさを忘れ、家族への感謝の気持ちを忘れてしまうのは格好悪いなと、反省しました。

これからは、息子に「パパ、お仕事楽しそうだね、僕もやりたい」と言ってもらえうように頑張ります。

多くの人に育ててもらっている

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職員の三輪と薄井とじゃれあう

子育ては、妻が一番頑張ってくれているとは思いますが、息子の成長は本当に多くの人のおかげです。丸一日誰かと遊んでもらった日には、目で見て分かるくらい成長します。人との関わりによって、人は成長するんですね。

これからも、いろんな人と関わりながら、様々なことを吸収していってほしいなと思っています。新しい世界に出会うために海外にももっと連れて行こうと思います。

そういった思いもあり、今年から一軒家に引っ越しをして家族ぐるみでのシェアハウスを始めました。これまでもいろいろな人が遊びに来てくれます。息子の遊ぼう攻撃でへとへとになると思いますが、これからも懲りずにぜひ遊びにきてください。

子どもが産まれてから変わったこと

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ネパールで出逢った子どもたち

子どもからは、いろんなことを教えてもらってばかりです。その中でも、国際協力の仕事に携わる身として、大きく変わったことがあります。

途上国で町を歩くと、裸足の子どもたちが物乞いをしたり、ゴミの中からお金になりそうなものを探したりしている子供の様子を、これまでも何度も目にしてきました。

うまく表現できないのですが、子どもを持つ親になってからは、胸が苦しくなる思いが今まで以上により一層強くなりました。

ストリートにいるあの子も、自分の息子も何も違わない子どもです。自分の息子が同じ状況に置かれていると想像すると、悲しい気持ちになり、他人事ではないとより一層強く認識するようになりました。あの子どもたちは、何も悪くない。

子どもの貧困、これからの教育、これからの社会自体のあり方に対して、当事者として向き合いたいと強く思うようになりました。この社会にある様々な問題、途上国が抱える多くの貧困や教育の問題に対して、他人事ではなく当事者として向き合う姿勢を大切にしたいと思います。

知らないことを知る

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空港で販売しているお弁当とともに

子育てもそうですし、海外に行って仕事をすることもそうです。知らないことを知ることで、たくさんのことを学ばせてもらっています。ただ、知らないことに挑戦したり、やったことがないことを始めたりすることは、ときに不安だったり怖くなったりもすると思います。

でも、一歩踏み出す勇気があれば、必ず乗り越えていけると思います。そして、諦めずに取り組むことで、いつかできるようになるのだと思います。

これからも新しいことに挑戦し、できなかったことができるようになりたいと思います。そして自分自身がそんな生き方をすることで、息子が成長していくことに少しでも貢献できたらなと思っています。

NPO男性職員の子育ての実態は、まだまだ修行中ということです。これからも息子とともに一つ一つできることを増やしていこうと思いますし、今後も先輩方から子育てアドバイスを頂けると嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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