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みなさんは「国際協力」と聞いて何を思い浮かべますか?
なぜ国際協力をするのでしょうか?そしてその際に大切なこととは何でしょう?

一般社団法人こたえのない学校が主催する「ポラリスこどもキャリアスクール6期グローバル編」にトジョウエンジン運営団体e-Education事務局長の薄井大地が登壇しました!

小学校3年生~6年生を対象とした講座で「ほかの国の人助けでとっても大事なことってなんだろう?」というテーマのもと、お話いたしました。今回はその詳細をレポートします。

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当日の流れ
1 e-Educationの活動紹介
「勉強したくてもできない!」をどうやって助けられる?
2 ミッション~ネパールでの問題を解決せよ!
・チームでの話し合い
・プレゼンテーションの準備
3 プレゼンテーション

こたえのない学校とは?

こたえのない学校」は、ひとりでも多くの人が、自分をよく知り、自分が提供できる価値を見つけ、社会に貢献し、豊かな世界を創ることを目指して立ち上げられました。

また「こたえのない学校」では、「探究」を軸に、自分をよく知り、世の中の声を聴いたうえで、新しい価値を創造する力を私たち、そして将来を担う子どもたちが自ら身につけていくことを目指しています。

社会で活躍する大人と子どもがつながる場:ポラリスこどもキャリアスクール

「こたえのない学校」が行うプログラムのひとつ、ポラリス子どもキャリアスクールでは子どもたちが自分たちにとって光り輝く「ポラリス(北極星)」を持つきっかけを提供しています。社会の一線で活躍する大人と子どもがふれあい、実社会の課題をもとに探究することで、考える力を身につけることができます。

ビジネス・医療・科学/技術・アート・グローバルの5つの分野から構成されており、今回e-Educationはグローバル分野で登壇いたしました。

e-Educationの課題に取り組む小学生

最初に、薄井からe-Educationの活動地であるバングラデシュの子どもたちの状況について説明し、お子さんに何ができるのか考えてもらいました。

バングラデシュの事例

「成績がいいのにお金がなくて大学に行けない人をどうやって助ける?」

このお題に参加者のお子さまからは

  • 奨学金制度を整えたら?
  • お金持ちから多く税金を取ろうよ
  • 大学に行かなくても高い収入が得られる職業を増やそう
  • ベーシックインカムを導入

など、大人も驚くたくさんのアイデアが溢れました。

こたえのない学校4

話し合い中の子どもたち

ネパールの事例

バングラデシュに続けて、ネパールの事例についてお子さんと一緒に考えました。

慢性的な教師不足に加え、2015年に発生した震災の影響で何十万人もの子どもたちが被災し、整った設備で教育を受けることができていない子どもたちが多いのが現状です。

それに加えてネパールでの課題は「お金がないと大学に行けないため、勉強に対するモチベーションが上がらない」「国内に仕事がないため海外に出稼ぎに行かざるを得ない」などが挙げられます。

ミッション

「どうせ出稼ぎに行くんなら、勉強してもしょうがない」
ネパールの貧しい地域では、このような考え方が一般的になってしまっている厳しい現実があります。

「皆さんはe-Educationのスタッフです。ネパールで何ができるか考えてください。」

お題が出されるとすぐにグループワークに取り掛かり、”上司役”の薄井に多くの質問を投げかけていました。

こたえのない学校2

プレゼンテーションの準備をしている様子

プレゼンテーション

いよいよ、プレゼンテーションの時間。どのグループの皆さんも大きな声で堂々と自分たちの意見を述べていたのが非常に印象的でした。
また他のグループの発表を聞いて質問するなど様々な意見が飛び交っていました。

印象的だったこと

プレゼンテーションの準備をする時間はたった50分しかありませんでした。

初めのうちは皆さん思い思いに準備をしていたのですが、次第に限られた時間の中で効率よく準備するための工夫が見られるようになったことが印象的でした。

  • 「僕がこの部分をやるから君はここやって!」
  • 「模造紙にどうやって書く?どうやったらよく見せることができるかな?」
  • 「○○ちゃんの意見だと解決できないんじゃない?こうした方がいいよ!」

など多くの意見が飛び交っていました。

こたえのない学校3

話し合い中の子どもたち

取りまとめをする子、デコレーションが得意な子、鋭い視点を持った子。

それぞれが自分の役割を認識してプレゼンテーションの準備を行っていたことがとても印象的でした。

まとめ

国際協力は決して一方通行のものでなく、双方の繋がりを強化するものです。

「ほかの国の人助けでとっても大事なことってなんだろう?」

「こたえのない」非常に難しいテーマです。
それにもかかわらず参加者の皆さんは小学生ならではの自由な発想で必死に解決策を考えてくれました。このクリエイティビティがよりよい国作りに役立っていくのではないでしょうか。

今後ともe-Educationの活動を応援のほどよろしくお願い致します。

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12月のe-Education関連イベント情報

12月は、他にも以下のイベントを開催します。お忙しい師走の月ではありますが、ぜひこちらにもご参加ください。

12月23日(土・祝)
e-Education感謝祭’17!

法人化を迎え、早3年。支えてくださる皆さまに日々の御礼をお伝えするために豪華メンバーが皆さまをお迎えし、感謝祭を開催いたします。そしてこちらはe-Educationを知ることのできる1年で最大のイベントになっておりますのでe-Educationの活動について知りたい!何をしているか気になる!という方の参加も大歓迎しております。
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途上国の教育課題を若者の力で解決する

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