どこかで見たことはありませんか?
岩の山が辺り一面に広がり、その下を綺麗な川が流れる。美術館でよく見かける「山水画」の世界は発祥地である中国の特徴的な風景の一つです。
今回ご紹介するのは、そんな中国の絶景の中でも圧倒的なスケールを持つ「武陵源」です。
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世界遺産にも登録された大迫力の石林
中国の中央部にある「武陵源」。総面積2万5千ヘクタール以上に渡って、緑豊かな自然と美しい岩山が広っています。
黄山、桂林と中国には他にも山水画のモデルになる素晴らしい絶景がいくつもありますが、高さ200mを超える巨大な岩の柱が3000本以上もある場所は世界に「武陵源」しかありません。
地殻変動によって隆起した岩が、長い年月をかけて水に浸食され、このような地形となりました。そのため、岩山のふもとには太古からずっと続く珍しい自然が広がっているのです。
近くに鉄道が作られた1970年代以前は、ずっと未開の地であった中国の秘境。少数民族の人々が、豊かな自然と共存するこの場所は、1992年に世界遺産に登録され、この風景を守っていくことが決まりました。
300mを超える屋外エレベーターをはじめ、観光スポットとしても非常に人気が出てきた「武陵源」。日本からのツアーも沢山ありますので、ご興味ある方はぜひ直接ご覧になって下さい!
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第43問は、こちらの写真。まるで恐竜たちが出てきそうな美しい岩の世界。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
▼「絶景Q」を最初から楽しみたい方はこちらから!
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