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こんにちは!e-Educationインドネシアプロジェクト代表のる坂井健です。現在インドネシアからマレーシアに移り住んだ子どもたちに教育コンテンツを提供しようと日々奮闘しています。

前回の記事ではマレーシアに降り立った日のお話をしました。マレーシアは観光資源豊かで、また非常に物価も安いので是非一度足を運んでもてください。日本では体験できないことがたくさん起こります。

さて、今回は最初の授業の風景を綴りたいと思います。多くの子どもたちがまだパソコンを使ったことがありません。そんな中、パソコン授業を提供した最初の日のことです。

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遂に初授業の日!緊張とワクワクが入り交じる

到着したその日、部屋を紹介してもらった後、挨拶を済ますために学校へと向かいました。僕の部屋から学校は見えるほどの近さで、歩いて学校に向かう途中、その学校の子と思しき子たちに出くわしました。

「Good Morning!!」

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小学3年生くらいでしょうか。小さい子たちが挨拶をしてきてくれました。見知らぬ大きな男に挨拶をする小さい子たちをみて、この学校が一瞬で好きになりました。それからもすれ違う子どもたちは皆、元気に挨拶をしてくれます。

職員室に入ると、そこの学校で教鞭をとっている4人の先生方が迎えてくれました。初めて見る映像授業のサンプルを見て先生たちも大興奮でした。

この後、僕が授業をする予定の6年生のクラスに連れて行ってもらいました。クラスは全部で16人。僕が教室に入るとともに、「Class!! Stand up!!」と号令がかかりました。

簡単につたないインドネシア語で自己紹介をし、今日はクラス分けテストとアンケート、そしてその後授業を行う予定でした。

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子どもたちはパソコンに興味津々!確かに感じた授業の手応え

授業初日、みんな初めて見るDVD授業に興味津々。みなパソコンを持っていないので、嬉しくてしょうがなかったのか興奮はやみません。

「これで英語の授業ができるの?すごいね!」

興奮も冷めぬまま、授業は始まりました。みんな最初はビックリしていたものの、授業が始まると真剣なまなざしでDVDを見始めました。授業が終わって何人かに感想を聞くと

「難しかったけど楽しかった!ありがとう!!」

最初の授業が終わっての安堵感と、期待に応えられたうれしさが同時にこみ上げてきました。かなり苦労した先生探しに、時間のかかった編集作業。これまでのすべてが、良い思い出へと昇華し、それは確かな手応えとなっていました。

「これならみんなに満足のいく英語コンテンツを届けられる!」

1日目、確かな手応えを感じた僕は家に帰ってはテストのチェックやアンケートの集計を行いました。「明日もきっと上手くいく」と思いながら、早めに床に就きました。

2日目のことでした。昨日通りに授業が進むと思ったら大間違いでした。とある生徒が授業中におもむろに立ち上がり、他の生徒も机に伏せて寝始めてしまいました。彼らはもうパソコンに飽きてしまったのです。

何とかして机に向かってもらうためにうった僕の1手とはいったい!? 次回の記事でお伝えしたいと思いますので、お楽しみに。

寄り道〜僕がいる地域の食堂事情〜

ここでは時間軸だけではお伝えすることのできない、現地の魅力等をお伝えできればと思います。

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マレーシアのミーゴレン

最初の授業が終わって僕が向かったのは朝ご飯。僕のいる場所の近くには2つの食堂があります。僕がよく食べるのは「ミーゴレン」です。インドネシアでも代表的な食べ物として取り上げられるこの食べ物はマレーシアでも愛されています。

しかし、味付けが少し違います。マレーシアのミーゴレンはインドネシアのミーゴレンに比べて油が多く、味が濃いめです。

ちなみに食堂にはメニューが5種類ほどしかなく、2ヶ月も滞在している僕は最近飽きてきてしまいました。なんて贅沢言っている場合じゃないですよね笑 たまにはこのような現地の魅力なども取り上げていきたいと思います!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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