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もうすぐクリスマス、過ごし方は人それぞれ。

そんな時だからこそ、途上国の人々に、彼らが必要としているものをプレゼントできたら素敵だと思いませんか?

自分のためと、誰かのために。今回紹介する「WarbyParker(ワービー・パーカー)」は、途上国の人々へメガネを届けることをミッションとする、アメリカの社会的企業です。

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一つ買うごとに、一つが途上国へ

彼らの販売方法のコンセプトは「Buy a Pair, Give a Pair.」。つまり、消費者が自分のメガネを一つ買うごとに、一つを途上国へとプレゼントする仕組みです。

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途上国の社会を巻き込む仕組み

まずは、メガネとお金の流れを簡単に解説します。

  1. <WarbyParker>インターネットを通じて、消費者へ直接メガネを販売する
  2. <WarbyParker>利益から生まれる金銭またはメガネを、現地の非営利団体へと渡す
  3. <非営利団体>途上国での販売者となる現地の人へ、商品としてメガネを提供し、彼らが販売を行う手助けをする
  4. <現地販売者/現地人>メガネを販売/購入する

単純にモノを寄付するだけではなく、現地の販売者を立て、彼らの生活の糧とすることが可能となっています。

以前ご紹介した、アフリカの「Lula」という携帯電話プリペイドバウチャーの例もそうであったように、途上国のコミュニティを巻き込み、現地の人々へ経済的な恩恵をも与える、持続可能な仕組みに工夫されているのです。

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メガネが世界を豊かにする

世界には、メガネを必要としているものの、金銭的な理由で手に入れることができない人々が10億人いると考えられています。さらに、視力が低下している状態では、一人の当たり経済生産性は20%ほど低下してしまうそうです。

そのような状況に対してWarbyParkerでは「途上国の人々にメガネを提供し、視力を矯正することが、経済生産性を向上させ、途上国自体の経済や生活を豊かにする基礎となる」と考えます。

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新たなブランドのカタチ

このような活動は、社会的役割を担うのみならず、企業にとって確固たるブランドを確立する役目を果たしています。例えば、ベネトンやグッチなど、メッセージを発信することによるブランディングに強い企業は世界中に見られます。

WarbyParkerで言えば、「途上国の生活を改善したい」というメッセージに共感し、商品を購入することで、その活動の一部に参画しているという意識こそが、消費者にとって、デザインや価格を超えた価値となるのです。

今回ご紹介したWarbyParkerのメガネは、一つあたり100ドル程度と比較的安く、デザインも普遍的でカッコいいものばかり。インターネットを使った販売で「試着」を行っていたりと、消費者としても非常に魅力的です。

途上国へ届けたメガネの数は、今年の夏で50万個に達したそうです。彼らの第一目標である100万個、最終目標である10億個にはまだまだです。

途上国に興味を持つ方は、ぜひWarbyParkerというブランドに注目してみてはいかがでしょうか。

[WarbyParker]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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