この前とある展覧会に参加し、「Solar Sinter Project」という3Dプリンターのビデオを見る機会がありました。
とても未来的で、将来途上国でも活用が期待されるものですので紹介します。
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Markus Kayser – Solar Sinter Project from Markus Kayser on Vimeo.
動画を観ていただくと分かりますが、このプリンターの特徴は以下のようなことが挙げられます。
- ソーラーエネルギー:電源等がなく、太陽光で駆動されるプリンター
- 原材料は砂:砂漠の中にある砂で、3D物体を作っている
- 高い3D構造力:一番目の製品は、形状がかなり複雑な芸術品にも見える
しかも、2番目の作品は、丈夫そうなどんぶりのようなもので、実用的な価値もあると思われます。
このようなプリンターに加えて、最近他の面白そうな3Dプリンター商品も出てきています。例えば、チョコレートプリンター、服をプリントするプリンターなど
これらの製品のコンセプトもふまえつつ、「途上国市場に向いている3Dプリンターはどんなものか?」ということに対するヒントを得ました。
- 複数の、簡単に入手可能な材料を加工できる
- 日常生活に価値があるものを生産できる
- デザインを作成・導入しやすい
- エネルギインフラへの依存性が低い(例えばソーラー)
- 長持ち・丈夫
- 製造コストが低い
さらに進んで、産業レベルで生産したい場合は以下のような点が大事になりそうです。
- 製造スピードが早い
- オートメーションの度合いが早い
- メンテナンスしやすい
このようなプリンターが本当に作れば、不毛地帯と思われる砂漠でも、工業エリアになり、途上国の人々の生活に必須の道具を生産する日がやってくるかもしれません。
引き続き、途上国でもものづくりを可能にする新プロダクトや太陽光を生かした技術に注目していきたいと思います。
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