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積み重ねて移動させることができる災害時用の緊急シェルター”Exo Shelter”を、シリアの難民キャンプで試験導入するプロジェクトがインディゴーゴーでクラウドファンディングに挑戦しています。

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重ねることで問題を解決

現在、災害時用シェルターは、1度に多くを輸送するため、現地で組み立てるものが主流となっています。しかし、そうすると現地でシェルターの組み立てに時間がかかるため、結果としてシェルターの利用が遅れるという問題がありました。

この問題を解決するために開発されたのが、”Exo Shelter”。まるでバケツのようにそれぞれのシェルターを無駄なく重ねることを可能にしました。これによって現地で組み立てる必要がないと同時に、輸送時のスペースを最小限に抑えることができます。

Exo Shelterは4人が快適に生活できるよう設計。シェルターに取り付けられた半透明のパネルから自然光を取り入れることができたり、断熱材によって部屋の温度が一定に保たれていたりと、住む人への配慮が行き届いています。

また、シェルターが1度だけではなく、繰り返し何度も使用できるよう設計されているのも特徴の1つ。

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現在インディゴーゴーで資金調達中

Exo Shelterは、もともとハリケーン・カトリーナの被災者に向けてデザインされました。その後、8年をかけて徐々に今の形へと改善。今回、開発チームは次のステージとして、シリア難民キャンプにおけるシェルターの試験導入を決定しました。

このプロジェクトによって5戸のExo Shelterがシリア難民キャンプで生活する家族へと送られる予定です。チームは現在、インディゴーゴーでこの試験導入のためのクラウドファンディングに挑戦しています。

みなさんもぜひ、次世代の緊急用シェルター開発を応援してみてはいかがでしょうか?

[Inhabitat]


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