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e-Educationでは、本ページ右カラムにも掲載しているように公式twitterアカウントを用いて情報を発信しています。

最近ではようやく本格的にNPOやNGOにおけるSNS活用といった切り口でセミナーや書籍が出版される事が増えて来ましたが、そうした中で特に私たちが公式Twitterアカウントから情報を発信する際に意識している点を今回ご紹介したいと思います。

そもそも、NPO・NGOの公式アカウントは人気がない

「SNSは広報媒体である」と捉えられがちですが、TwitterやFacebookを始めたからといって1.2ヶ月後から突然ファンが増えるかといえば絶対にそんなことはありません。

NHK_PRや各種企業アカウントなどは「キャラ付け」によってうまい立ち位置を取るケースが多いですが、NPOやNGOの場合ですと中々そこまで踏み切ることは難しいですよね。一歩間違えればその国や自分たちの取り組みの見え方を曲げてしまう可能性もありますし。

また、日本の非営利団体の多くは得てして代表や個人に注目が集まりやすい傾向にあります。フローレンス然り、クロスフィールズ然り、シュアール然り。そうした中で団体公式アカウントがどの程度の発信力と力を持てるのか、私は未だに良い前例を知りません。

だからこそNGO PLASさんなど、あえて団体アカウントを作らずに「個人」アカウントに団体名表記をすることによって発信力を保たせている団体も存在します。これは私たちe-EducationもSNSの活用を考えた際、かなり頭を抱えた点でもありました。

これらを踏まえた上で、e-Educationでは「アカウントを作ればどうにかなる」言説を捨てています。

Twitterは「個人」で「楽しみながら」

いわゆるTwitterの「中の人」というのは、私たちは1人が最低人数であり最大人数であると考えています。
コミュニケーションツールであるSNSで会話をしようとした時に、1回目と2回目話しかけた時で雰囲気や対応が違う場合、底知れぬ不安感を持ちます。逆に機械的な応答だけで済ませた場合、やはりそれはtwitter越しに伝わってしまいます。

こうした「人間性」というのは企業であれば非常に難しい部分であり、e-Educationだからこそ出来る部分でもあります。

また、運用はTwitterが大好きな人間が担当しています。Twitterで告知をしたりコミュニケーションを取ることを「めんどくさい」と思う人にやらせるのと「楽しい」と感じる人が自主的に行うのとでは、内容が大幅に変わってきます。
この点も、企業の中で割り振られた人と、e-Educationの大きな違いであると考えています。

一斉フォローツールは使わない

アプリなどで、指定キーワードを検索し、そのキーワードをつぶやいているユーザーを一斉フォローする方法があります。これらを用いると”フォロワーの数”は増やすことが可能ですが、大体はbotや相互フォローアカウントになる傾向があります。e-Educationではこうしたフォローツールの利用を一切行なっていませんし、今後行うこともないでしょう。

リプライやRTして下さった方のアカウント名を全て覚える

「個人」で「楽しみながら」行なっているからこそ出来る事であり、ここがTwitterの最大の面白さでも有り、他の団体と違う点です。

Twitterというツールを除いた場合、オフラインイベントなどを考えてみた時に絶対に「名前」と「顔」を覚えることでコミュニケーションが成立します。しかしTwitter上だと何故か機械的に、かつ誰にでも同じように話しかけるケースが目立ちます。

e-Educationの公式アカウントをtwitterのユーザーの皆様が覚えて下さっているのに、私たちがそうした方々を「同一の人」として”対応”することは非常に失礼に当たると考えています。

名前を覚えていれば、自分から絡みにいける

エゴサーチを行うNPO・NGO団体は増えて来ましたが、それらは「相手が自分の団体について発信してくれた時」のみに限定されています。
ただ、生活の中でNPOやNGO団体の事を考え、ツイートというアクションまで至るのはどれくらいの割合でしょう?

エゴサーチというのは結局、「団体である私たち」と「支援者の皆様」という構図でしかないと思っています。twitterの本質というのはそうした集合体同士の関係ではなく、先ほどから強調しているような「個人」と「個人」の関係です。

イベントで、いつもお世話になっている方々がいれば挨拶にいくと思いますが、Twitter上でその方を見かけた時に話しかけるケースというのは非常に少なく感じます。
e-Educationではそうした場合に下記のような方法で接点を作っています。

list

Twitterにはリストという、特定の方々をまとめて一覧性を向上させることの出来る機能があります。
e-Educationに関してRTやリプライなど何らかのリアクションを頻繁にしてくださっている方を上記の公開リストでまとめさせていただいています。

そして自分の方から、こうした方々に話しかける機会を伺っています。

ここまでいくつか書いてきましたが、私は特別SNSの専門家でもなければ何か優れた人間というわけでもありません。
ただ、Twitterという枠があろうとなかろうと、コミュニケーションの取り方は変わらないはずという視点で、いかにTwitter越しの方と仲良くなるかを常々考えています。
ですのでもしかするとここに書いてあることは正解ではないのかもしれませんが、今後も継続して行なっていこうと思います。

今後とも、e-Education公式ツイッターをよろしくお願いします!


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