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先進国に住む人たちが生活する上で欠かせないトイレ。しかし、世界では何と20億人以上の人々がトイレのない生活を余儀なくされています。

もしもトイレがない世界で生まれたとしたら、みなさんはどうしますか?そこで今回紹介するのは、現在ゲイツ財団が融資を行なっている革新的なトイレです。

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photo credit: Steve Crane via photopin cc

ゲイツ財団のモットー:”最大限の成果を生み出すことができるプロダクト、サービス開発を目指す”

ゲイツ財団は、4200万ドルを新しい、革命的、そして途上国で活躍出来るトイレの開発に現在融資しています。

財団によるとこの200年の間で「水洗トイレと下水道の発明」というイノベーションが一番世界の人々の命を救ったそうです。

しかし、世界の40%の人間がいまだに劣悪な衛生状態におかれている中では、新しいアプローチが必要とも考えています。

世界を変えるかもしれない3つの革命的トイレ!

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1. 排泄物を木炭エネルギーに変える!?

イギリスのラフバラ大学のチームは現在、人間の排泄物を木炭、塩、そして水、に変えることのできる新しいトイレを開発中。熱水炭化で排泄物を分解し、それを燃焼させることで可能になります。

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2. トイレで電気を起こす!?

オランダの研究チームは、電子レンジと同じ様な技術を用いて、合成ガスを生み出すことで排泄物から電気を起こせるようにしています。1つのトイレからこれで複数の家へと、電気が送られることも将来的に可能になるそうです。

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3. 農家の人たちの生活を一変させる!?

さらには、現在は馬や牛だけですが、近い将来、人間の排泄物まで肥料として使われることも現実的にあるそうです。

トイレで途上国にイノベーションを起こす!

上記のアイデアはまだまだ実用化までに時間がかかると思われます。しかし、ゲイツ財団が考えているように、このような「今まで行われていなかった事を率先してすること」によって、途上国の未来は大きく変化していくのではないでしょうか。

動画もゲイツ財団らしくユーモアを交えて映像化されていますので、ぜひご覧になってみて下さい。

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