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みなさんこんにちは!ルワンダで教育イノベーションを起こす最初のステップとして、全ての高校生に公平な教育機会を提供するためにe-Educationプロジェクトを進めているドガです。

前回の記事では、丸2日かけてようやく到着したルワンダで、いきなり襲いかかって来た数々のアクシデントについてお話させて頂きました。今回は、空港に降り立った翌日のルワンダという国について感じたことを語らせて下さい。

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ルワンダの朝は早い

ルワンダの首都のキガリ空港に着いたのは夜遅く。そのため、その日はルワンダで現地の人とゲストハウスを作っているユリコさんのお知り合いのお家に泊めさせて頂きました。

翌朝、時差ボケがひどく朝の5時に目覚めてしまった僕は、外の空気を吸いにベランダに出ました。すると驚くことに、目の前の道路を数十人のルワンダ人がジョギングしているのです。

泊まらせて頂いたお家の近くがキガリのスタジアム(アムホロスタジアム)で、毎朝ルワンダ人はもちろんのこと、欧米の人たちも朝5時と、比較的早い時間からランニングで一日をスタートさせることが多いです。

これまで9回に渡りキガリ国際マラソンも開催されており、ルワンダの国自体のマラソンチームはあまり強くありません。しかし、隣国でオリンピックマラソンでいつも上位に名を連ねるケニアやウガンダの選手も多く参加します。

僕も6年間クリケットとラグビーをやっていた経験もあり、リフレッシュのために一緒に走ってみようかとも思いましたが、まだ黒人とルワンダという国に慣れていないという少しの恐怖からやめました。

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想像していた以上に涼しいアフリカ

しかし、ずっと家にいてもしょうがない。そこで、ユリコさんに連れられ、朝7時頃からキガリの中心部から少し離れていたところに位置していた家の周りを散歩し始めました。

ルワンダは、北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジ、西はコンゴに囲まれた、東アフリカの内陸国で、面積は四国のたった1.5倍です。

外に出ると、想像していた以上に涼しかったことには驚きました。

ルワンダは赤道から南に2度の位置にあるのにも関わらず、その海抜の高さから温帯に属しており、年中通じて平均気温23℃前後です!
さらに、2月から5月と9月から12月の計年間8ヶ月は雨季です。

アフリカは、暑い。これはただの古い固定概念だと、まずは実感しました。

ここが首都!?

10分ほど歩くと、坂が多いことに気付きました。映画ホテルルワンダでも登場したミルコリンズ。フランス語で千の丘という意味を持っています。

そういえば、空港内にも「Welcome to the land of a thousand hills!(千の丘の国へようこそ!)」というサインをよく見かけました。国土は草原となだらかな丘陵で構成されています。

しかし、とにかく坂が多い。ここにはちょっとしたジレンマが隠れています。

「ルワンダはアフリカの中でも涼しくて、半袖半ズボンじゃ寒い。しかし、坂が多いので、普通に歩いていると結局汗をかいて暑くなってくる。」

朝のこの時間だったので、通勤途中の人を多く見かけました。しかし、なぜか汗をかいているのは僕だけ。

ロシア人と日本人とでは「寒い」と感じる気温が違うのと同じ。一方で、ルワンダ人は外部から来た日本人の僕とは違い、この坂に慣れているのでしょうか。

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ルワンダ人の第一印象は?

ルワンダ人とすれ違い度に「Murakoze」。現地語、キニアルワンダ語で「おはようございます」と知らない人からとびっきりの笑顔で言われます。

前回も少しお話しましたが、ここでもまたWTA(Welcome to Africa)を実感しました。しかし、キニアルワンダ語もなぜか発音が日本語と似ており、ほぼ誰とでも挨拶を交わすルワンダ人の第一印象は非常にポジティブでした。

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最高の交通手段、バイクタクシー

僕がこれからルワンダで活動していくにあたって、ここまでお世話になるとは想像しなかった最高の交通手段があります。それはバイクタクシー、通称モトです。

自分は東南アジアでも活動していた経験があるのでモト自体は始めてでは無かったのですが、やはり運転は荒く、結構ビビりました。それでも、交通量が多いラッシュアワーに急ぎの際などに、車と車の間をすり抜けていけるモトは、絶好の乗り物で、自分は毎日平均3回ほど乗っていました。

*観光ガイドブックでモトを乗ることはあまりオススメされていません。やはり危険で事故率が高いので、お時間のある時にはタクシー、または公共バスを使うことを強くオススメします。自分は毎日の移動が急ぎだったのでやむを得ず利用していました。

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まだ少し太っていた時の自撮り

ちなみに公共バスを使う際には、バス停で若いお兄さんが「〜行き!」などと叫びながら、その目的地に行きたい人を呼び込んでいきます。

バスが動き始めても、ドアから身を乗り出して、通行人に「〜行きだけど行く?」と自らの力でお客さんをたぐり寄せていきます。

日本でバスの運転手がドアを開けながら歩いている人に「〜行きですけど、乗りますか?」なんて言わないので、これまたWTA経験でした。

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そしてたまにパンクします。さらに、満員にならないと出発しないこともあるので、急ぎの時はタクシーをおすすめします。

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またもやアクシデント!?

少し余談になるのですが、僕が道路脇をユリコさんと歩いていた初日のこと。僕の隣を普通に走っていた、鉄柱を積んだ2トントラックに思いっきり左肘をぶつけました。

幸いにも何にも異常は無かったものの、人柄は優しくても、雑な国なんだなぁと初日は思いました。

ルワンダでマイナスからのスタート

以前に、僕がこれから進めていくルワンダe-Education Projectは実はマイナスからのスタートということをお伝えしました。

WTA経験を初日で数多くし、まずはルワンダという国に驚いている自分。トラックに追突されたり、坂を登りまくったり。本当に未知の国ルワンダでこれからプロジェクトなんか進められるのだろうか・・・

新しい国に自分が入り込んでいくというエキサイティングな気持ちと、不安が初日の感想です。来週は、そんな不安を一発で解いてくれるであろう!?心強い現地パートナー、アレックスが登場します!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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