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タジキスタンという国をご存知でしょうか?

1991年にソ連から独立して以降、内戦が続いて治安が安定せず、明るいニュースをなかなか聞こえてきませんでした。

しかし、2013年の6月、カンボジアで開かれた世界遺産委員会登録会議において、タジキスタン初の自然遺産が誕生しました。

今回はその「タジク国立公園」の魅力についてご紹介しましょう。

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氷河も温泉もある新しい世界遺産

タジキスタン共和国は中央アジアに位置する若い国です。ソ連から独立してまだ約20年であり、現在も国づくりが進んでいます。

今回ご紹介する「タジク国立公園」も、独立した翌年1992年に国立公園に指定されましたが、その後の内戦もあり、ほとんど公園管理が行われてきませんでした。

しかし、タジキスタンが誇る大自然に惹かれて、これまでも多くの観光客がこの地にやってきました。特に標高6000m級のパミール山地は、珍しい動物がいるほか、独特の景観を持つことから、旅人や登山家たちに愛されてきました。

美しい景観が広がる公園内で、最も人気の高い場所は「フェドチェンコ氷河」です。砂漠地帯から一気に寒冷地帯に変化する独特の景観は世界的にも珍しく、自然の圧倒的な力を全身で感じることができます。

また、公園内には「ガルムチャシュマ」と呼ばれる鉱泉(温泉)もあります。もともとシルクロードの経由地として栄えた場所でもあり、大自然に加えて人々との交流も、観光の楽しみの一つです。

これまで暗いニュースが目立っていたタジキスタンの明るい話。新しく生まれた世界遺産「タジク国立公園」が、国の希望になることを願っています。

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

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第106問は、こちらの写真。赤土の大地と美しい丘が広がる街。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!

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