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現在e-Educationは、国際NGO Future Codeと共に、バングラデシュの看護師養成のプロジェクト『「最高の授業」をナースの卵に届けよう』に取り組んでいます。

バングラデシュに存在する、6万人の看護師不足という問題解決のために、看護師の養成が急務である。そのために、急ピッチで80万円の資金を調達する必要があり、今回もREADYFOR?を活用しています。

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READYFOR? をはじめとする、オンライン寄付や社会性をもった新しい購買モデル。簡単に、気軽に参加することができる社会貢献活動の新しいカタチです。

「オンライン寄付」をおすすめするワケ

日本は「つり銭型寄付社会」(*1)と言われるほど、街頭の単発寄付が浸透しています。実際、2012年度の寄付の手段を見てみると、寄付をした人の50.7%が手渡し、26.8%が募金箱を利用した寄付、18.8%が街頭募金を利用しているのです(*2)。

*1 2009年、鵜尾雅隆
*2 複数選択可。2012年、日本ファンドレイジング協会

確かにその場での単発の寄付には、気軽に参加できます。その一方で、支援者が社会課題や活動そのもの、成果には関心を持ちにくいという傾向があり、この類の寄付は持続的とは言えません。

「オンライン寄付」は、「簡単・気軽に」という部分を残しつつ、支援がどのように使われているのか、どのような成果が表れたのか、支援者は情報を逐一キャッチアップすることができます。その意味で、支援者の意志が反映せれやすい寄付の仕組みになっています。

この記事では、4つのおすすめのオンライン寄付サイトをご紹介します。みなさんも、ぜひ、想いのこもったアクションをおこしてみませんか?

  1. READYFOR?
  2. JustGiving Japan
  3. Give One
  4. イーココロ

1. READYFOR?

実行者が指定した期間内に指定した目標金額を達成すべく、資金を集めるサイト(仕組みはEコマースと同じ)。実行者は、プロジェクト開始時に公開した情報に加えて、毎日何度でも新着情報を更新することができます。

寄付は、すべて単発。実行者と支援者はコメント欄で交流することができるため、支援者は非常に近い距離で実行者の行動を見守ることができます。

ただし、寄付は目標金額が達成できないと受け取ることができず、手取りがない状態で新着を更新しなくてはならないので、実行者にとっては厳しい側面もあります。

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【ポイント】支援したくなる、目標設定とクーポン

最大の魅力は、支援へのモチベーションが上がる「仕掛け」です。一つ目の仕掛けは、「目標」。期間と目標金額を、実行者自らが設定します。

達成できなければ、支援者からの寄付は引き落とされません。当然、実行者も支援を受け取ることができないのです。これが支援者と実行者のモチベーションにつながります。

二つ目の仕掛けは、クーポン。支援金額が設定されており、金額ごとにクーポンがついています。クーポンの内容は報告書からギフトまで実行者によってさまざまです。ちなみに、e-Educationの場合は報告会のチケットやフォトブックなど、バラエティに富んだクーポンをご用意しております。

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READYFOR?を通した支援の方法

①支援するプロジェクトを探す

「プロジェクトを探す」をクリックすると、プロジェクトの一覧が表示されます。60以上のプロジェクトが出てきました。新着順に並んでいます。

②プロジェクトを閲覧

プロジェクトをクリックすると、概要を読むことができます。右側にクーポンの案内。タブには「新着情報」「応援コメント一覧」。「新着情報」では、プロジェクトの準備がどのように進んでいるのかをチェックすることができます。

③支援金額と個人情報の入力

「このプロジェクトに参加する」をクリックすると、支援金額を選択できます。支援金額は実行者が指定した金額単位となっています。金額を設定すると、個人情報の入力です。それが済めば、支援完了。

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READYFOR?をつかった感想

実行者の顔や想いがよく見える仕組みになっています。期間が決まっているので「支援しなきゃ!」というモチベーションが生まれます。

これまで2億6000万円もの資金調達を達成しているそう。単発の支援ですから、2億6000万円が支援者の意志によって動いたということでしょうか。

また、SNSと連動しており、FacebookやTwitterからのアクセスも簡単です。ただ、カテゴリーや団体の検索機能がついていないので、「このプロジェクトを応援したい!」と支援するプロジェクトが特定できていないと、何から支援してよいかわからなくなるかもしれません。

2. JustGiving Japan

支援者自身が選んだNPOに支援者自身の「チャレンジ」を通して寄付する、というちょっと変わった仕組みです。

支援者といっても、お金を出したい人、行動で示したい人、知ることで貢献したい人、さまざまな意識がある中で、多くの人が社会貢献への参加を楽しむことができる寄付のカタチとなっています。これまで10億もの資金調達を達成しており、寄付回数はもうすぐ10万回に到達します。

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【ポイント】選べる支援方法

Just Givingの支援者は2通り。一つは「チャレンジャー」、もう一つは「サポーター」です。チャレンジャーは「6キロ痩せる!」「マラソン完走する!」自分の目標を宣言。そして、「よし、その頑張りに寄付しよう!」というサポーターを募るのです。

チャレンジャーとサポーターは、854もの団体(2013年8月30日現在)から支援先と自分に合った支援方法を選ぶことができます。寄付以外にも、NPOやNGOの活動が分かりやすく、かつ客観的に紹介されているので、NPOやNGOの活動をぐっと身近にひきつけてくれます。

JustGiving Japanを通じた寄付の方法(「チャレンジャー」になる場合)

①支援したい団体を選ぶ

854の団体の中から、寄付したい団体を選択。「子どもをささえる」「人権をまもる」「医療をささえる」などカテゴリー別にアイコンが並んでいます。選択すると、団体を絞り込んでくれます。

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団体をクリックすると、詳しい活動の内容をチェックすることができます。「支援(寄付)する」と「寄付を集めるチャレンジを作成する」という2つの選択肢があります。

Just Givingを通して直接寄付することもでき、寄付の場合は、クレジット決済となります。Just Givingの会員でなくても支援可能なようで、寄付の金額の初期設定は5,000円でした。

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②チャレンジを作成!目標金額を決める(自分のチャレンジページをつくる)

「寄付を集めるチャレンジを作成する」を選択すると、チャレンジ作成画面が出てきます。入力はそれほど多くはなく、負担には感じられない分量です。困った時のために、チャレンジの内容は一覧になっています。

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③自分がチャレンジすることで、寄付を呼びかける

ページができたら、友達や家族、ファンに呼びかけます。

④サポーター(友達、家族、ファン)が寄付をする

チャレンジやNPOの活動に賛同した人が、寄付をしていきます。サポーターからのコメントがチャレンジの画面下に表示されていきます。

JustGiving Japanを利用した感想

寄付がとても身近に感じられるサイトです。自分のチャレンジを赤裸々に宣言しにくい人にとってはちょっと参加しづらいかもしれません。しかし、サポーターとしての参加は気軽にできそうです。

寄付という活動が身近になるのはとてもよい一方で、費用対効果はそれほど高くないかもしれません。あくまで、支援者広く募る活動と認識すると良いと思います。

3. Give one

144の支援団体への寄付を、プロジェクトを通じて受け付けるサイトです。その団体が何をしているのかが、よく理解できる仕組みになっています。

ある特定の社会課題に対して支援したいけど、どの団体がよいのかわからないというときにおすすめです。災害時の緊急支援の際には多く利用され、東日本大震災では31団体に2300万以上の資金を調達しました。

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【ポイント】自分の問題意識に、ピンポイント!

「そうそう、この問題の解決に貢献したかったんだ!」「こういうプロジェクトなら寄付してもいいかな」というものが多くあります。

一方で、大きな団体や機関に寄付をすると、寄付金の用途が分かりにくい点もあります。でもこのサイトなら、問題関心に合わせたピンポイントな寄付ができ、寄付頻度や引き落としの回数も自分で選択できます。

Give Oneを通した寄付の方法

①寄付をするプロジェクトを探す

興味のあるテーマ、地域、そして団体から探すことができます。テーマや地域で絞ったあとも、「環境」「人権」などアイコンを選択できるようになっています。「子ども・青少年」を選択すると、87件のプロジェクトが絞りだされました。上から更新日時の新しい順に並んでいます。

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プロジェクトを選択すると、プロジェクトの詳しい内容を見ることができます。

②寄付回数と金額を決める

開いた画面の右側に寄付回数と金額を決めるタブがあります。回数は、単発(1回)、毎月、6か月に1回、1年に1回から選ぶことが可能です。金額は自分で決めます。

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③決済する

「カートに入れる」をクリックすると、カートの中身の確認画面が現れます。この先に進むためには、Give Oneへの会員登録が必要です。

Give Oneをつかった感想

お金の流れがきれいにわかり、アマゾンでお買い物しているような感覚で寄付に参加できます。ただ、お友達や家族が頑張っているプロジェクトだからということなら別ですが、問題意識が高くないと莫大な数のプロジェクトの中から一つのプロジェクトを選べないかもしれません。

4. イーココロ!

企業とうまく連携をとっている募金サイト。支援者が企業にアクセスすることで企業側に課金される仕組みになっています。用意されているのは、ショッピング募金、アクション募金、クリック募金の3種類。

ショッピング募金は楽天ブックスをはじめとするオンラインショッピングで買い物をすると、購入額の0.5%~1.5%が自分で指定した団体に寄付されるというものです。

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【ポイント】お買い物×寄付!

お買い物や資料請求、会員登録をするだけで寄付ができるのです。400以上の企業サイトから寄付が可能で、寄付先も自分で指定できます。

イーココロ!を通した寄付の方法

①会員登録と支援団体の選択

まずは会員登録をします。名前、メールアドレス、住所などを登録。そして、支援団体を選びます。支援先は、一覧から選択することができます。

「募金先」をクリックすると、「自然を守る」「社会を動かす」などカテゴリーの一覧が表示。例えば、「子どもをささえる」を選択すると、60の団体が絞りこまれました。

②アクション開始

クリック募金の場合、1日に1回までクリックするだけです。ショッピング募金だと、ホームページ上のリンクからショッピングサイトに飛ぶことができます。また、支援団体に直接募金することも可能です。

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イーココロ!をつかった感想

お買い物や資料請求をするだけで募金できるというところにお得感を感じます。ただ、素晴らしいの仕組みですが、普通に買い物しているときには気が付かないと感じました。

オンライン寄付で社会貢献を!

いかがでしたでしょうか。

今日は、特に日本のオンライン寄付サイト、①READYFOR? ②JustGiving Japan ③Give One ④イーココロの4つをご紹介しました。

次は、海外にも視野を広げてオンライン寄付を探してみたいと思います。また、ユニークで参加しやすいオンライン寄付がありましたら、情報をお寄せください。お待ちしております。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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