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こんにちは!インドネシアでe-Educationのニーズ探しをしている、日々奮闘中の坂井健です。

前回の記事では、フィリピンで活動している仲間のもとで、色々な事を考えさせられたことについてでした。今回の記事では、その後、新しいニーズを探し始めたことについて綴りたいと思います。

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フィリピンから帰国し、新たなニーズ探しへ

看護士のコンテンツに関して、インドネシアで活動することは出来なかったことを知り、また新たなスタートとなりました。気持ちを改め、また1から相棒のカリスと共にヒアリングを開始。

ヒアリングをしている中、インドネシアで気になっていることがありました。それは彼らの「蛙の子は蛙」精神です。インドネシアの子どもたちは、親がついた職業に将来的に自分も就くと思っています。

例えば、お父さんがタクシーの運転手だったら自分もタクシーの運転手に。お父さんが道ばたでお菓子を売っている人だったら、自分も将来道ばたでお菓子を売る人になると思っているのです。

もちろん、これが彼らの望む幸せなら全く問題ないのですが、あまりにもあたり前のように「蛙の子は蛙」になるのはどうかと思っていました。世の中には色々な職業があるのだから、その中でお菓子売りを選ぶなら良いと思います。

しかし、生まれながらにして職業が決められていて、それに従ってただ生きていくことが、彼らにとって幸せなのでしょうか。そんな僕と同じ問題意識をインドネシアに持っている人がいました。

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「勉強することに意義を与えたい」という会社

相棒カリスの後輩に、僕と同じ問題意識を持っている人がいました。彼の名前は、リアン。彼は学生ながら「Cerdas Melia」という会社で働いていて、その会社は僕と同じ問題意識を持っていました。

インドネシアの生徒たちも日本のように「何で勉強しているかわからない」「勉強して将来役に立つの?」というようなことを思っている人が多いそうです。そして、どうして勉強して良いかわからず、勉強せずに貧富の格差が広がっていく。そんなことに問題意識を持っている会社でした。

リアンは「彼らは将来が決まっているのに、勉強する意味はないと思っているんだ。僕たちは、そんな彼らに対して勉強の意義を教えてあげたい!」と言います。

彼らの活動は高校や中学校に行き、そこの生徒たちに勉強の大切さや将来に勉強がどう役立つかを講演している会社でした。

二人三脚でインドネシアを変えるという切り口

最初は、どういう問題がインドネシアにあるかを調査するだけにしようと思ったのですが、頭の中である仮説がよぎりました。

「この会社とe-Educationのコンテンツって、相性がいいのでは?」

その仮説の下、リアンにe-Educationがどういう理念でどう行動しているか、僕が持っていた問題意識を伝えるとすぐに意気投合することが出来ました。彼らは生徒たちを勉強する姿勢にモチベートした後、自分たちで彼らに勉強させるためのコンテンツを提供できていませんでした。

そのため、彼らの講演を聞いて勉強したいと言った生徒に対しては、他の塾を紹介していたのです。e-Educationとコラボすることで、それらの業務を一本化し、モチベーティング。そして、実際の勉強もまとめて出来る環境を作ろうという話になりました。

リアンも「じゃあ社長にこの話しをしてみるね!」と言ってくれ、思わぬ形でe-Educationを必要としているニーズに出会ったのでした。

寄り道〜ジャパニーズカリー〜

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インドネシアで8月上旬はお別れの季節。というのも学年が変わるのが9月なので卒業シーズンなのです。日本からの留学生も同じで、この時期に留学生が入れ替わります。今まで同じ宿泊施設に住んでいて、仲良くしていた友達も1年間の留学期間を終えて、帰国することになっていました。

そこで、彼は今までお世話になったお礼に宿舎の人たちにカレーを振る舞うことにしました。日本のカレールーが遠くのスーパーで購入できるとのことだったので、そこまで行き、購入した後、17時頃から作り始めてできあがったのが19時頃。

日本のカレーがインドネシアの人たちの口に合うかドキドキでしたが、みんな美味しいと言って食べていました。あっという間になくなり、カレーパーティーは大盛況。

インドネシアのカレーとは違う味のジャパニーズカリー。インドネシアの人も喜んで食べている姿を見ると、自分まで嬉しくなってきました。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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